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【2022年】徹底比較!おすすめのフロントライト8選【ロードバイク】

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  • おすすめのフロントライトは?
  • フロントライトの選び方は?
  • ナイトライドに有効なフロントライトを知りたい

フロントライト製品って「たくさん種類があってどれを選べばいいか分からない」「どの程度の明るさが目安なのだろうか」と、購入に迷う人も多いのではないだろうか。

どんなサイクリングで使うのか、どれくらいのスペックが必要なのかで選ぶべきフロントライトは決まってくる。

そこで今回の記事では、フロントライトを選ぶにあたってスペックの見方用途別おすすめライトを紹介する。

この記事を参考にして、自分のライドに合ったフロントライトを見つけてもらえれば幸いだ。

この記事でわかること

  • 選び方やスペックの見方を解説
  • ライド別のおすすめライトを紹介(通勤通学、日中ライド、ブルベ、ナイトライドなど)
  • 現在最強のフロントライトはどれか

ロードバイク向けフロントライトの選び方

フロントライトを選ぶにあたって、スペックの見方を説明する。

ライトのスペック項目

  • ルーメン
  • 点灯モード
  • ランタイム
  • バッテリー種類
  • 防水規格
  • 重量
  • 取り付け方法

「ルーメン」

「ルーメン(㏐)」は光束(こうそく)ともいい、ライトの明るさの単位だ。

普段どんな環境下でライドするか、それによってどの程度の明るさのフロントライトが必要かが決まる。

ライド別の目安を以下に記載する。

ライドの種類必要な明るさ(ルーメン)の目安
日中のライド(トンネルなし)なんでもOK
日中のライド(トンネルあり)300lm以上
夜間のライド300lm以上を2灯
もしくは
700lm以上を1灯

「点灯モード」

「点灯モード」とは、点灯や点滅、段階的な明るさ設定をいう。

点灯モードは製品によって異なるが、ほとんどの製品は点灯、点滅モードを選べるようになっている。

点灯モードでランタイムも変わる

点灯モードによって、「ランタイム=駆動時間」も変わる。

そのライドで必要なランタイムを確保する必要がある。

なぜなら、ライド途中でバッテリーが切れてしまっては困るからだ。

詳細は後述するが、覚えておいてほしい。

点灯・点滅の主な使い分けとしては、以下のとおり。

点灯モード主な用途
点灯常時ライトを点灯するモード。
暗い環境下(夕方~夜間~明け方、トンネル内)で、進行方向や路面を照らす。
点滅一定間隔で点滅するモード。
主に太陽光のある日中に、対向車へ自分の存在を知らせるため補助灯として使う。

また、段階的にルーメンを調整できるモードがついている製品もある。(ハイ、ミドル、ローなど)

夜間は道路交通法上、点灯モードでの使用が必須。点滅モード1灯では夜間走行できないので注意したい。

「ランタイム」

「ランタイム」とは、駆動時間のことをいう。

ライド時間以上のランタイムをもつ製品を選びたい。

特にナイトライドをする場合は、途中でバッテリーが切れることのないよう十分なランタイムをもつ製品が必要だ。(夜間に電池がなくなれば、身動きが取れなくなってしまう。)

最長ランタイムとは?

「点灯モード」によって、ランタイムは変わるので最長ランタイムだけでライトを選ぶのは避けよう。

なぜなら、最長ランタイムはほとんどの製品の場合、点滅モードで使用した場合で、点灯モードではランタイムは短くなるからだ。

「バッテリーの種類」

「バッテリーの種類」は、充電式や電池式など主に以下の種類がある。

バッテリーの種類メリットデメリット
充電式(内臓)充電口をしっかり塞げば、防水性が保たれるのでトラブルは比較的少ないバッテリーが切れると充電しなければ、再駆動できないものもある
充電式(取外し可能)替えの専用バッテリーを持参すれば、再駆動可能誤ってバッテリーを取り付けると、防水性が損なわれる
電池式電池交換すれば再駆動可能
入手性(コンビニで電池購入可)
寸法の大きい製品が多い
充電式が主流のため製品の選択肢が少ない

最近の主流は充電式のもので、USBで充電できるため、従来の電池式と違って電池交換のわずらわしさがない。

また、充電ケーブル規格にも注目したい。USB-Cであれば急速充電ができることから充電時間が短く済むのでうれしい。

「防水規格」

「防水規格」は、ライト本体の防水性を表す規格のことで、雨天走行時に注目したい項目だ。

雨天時に走らないと決めている人は、あまり気にしなくてよい。

しかし、長距離ライドをする人は、予報外れの降雨にも対応できる製品を選んでおけば安心だ。

防水規格は、「IPX4」といったようにIPXのあとに記載されている数字で防水性能の高さが分類される。

例えば人気製品の「CayEye VOLT800」の防水規格は「IPX4」といった感じ。

VOLT800と言えば、ブルベライダー御用達の製品であることから、IPX4以上の防水性能があれば一般的なロングライドでは十分だと思ってよい。

最近では、IPX7といったような防水機能の高い製品も発売されている。

参考に、防水規格の程度は以下の通り。

防水規格防水性能
IPX0無保護
IPX1真上から落下する水滴から保護
IPX2角度15度傾けたとき真上から落下する水滴から保護
IPX3角度60度以内からの水しぶきを保護
IPX4あらゆる方向の水しぶきを保護
IPX5あらゆる方向からの直接噴流を保護
IPX6あらゆる方向からの強い直接噴流を保護
IPX7水深1mで30分以内の水没から保護
IPX8水没から保護

「重量」

「重量」は、ライトの重さだ。

知ってのとおり、ロードバイクにとって重要なスペックのひとつだ。

軽量性を重視する人は、必要な明るさを選定後、複数の候補の中から一番軽いものを選ぶと良いだろう。

「取り付け方法」

「取り付け方法」とは、ロードバイクへのライトの取り付け方法のこと。

例えば、CatEye製のライトであれば、CatEye独自の「フレックスタイト ブラケット」といったように、製品メーカーによって取り付け方法が異なる。

Garminマウントを採用している製品や、軽量なものはシリコンゴムでハンドルに取付ける製品もある。

また、GoProマウント対応製品であれば、レッグマウントでサイコン下にスマートに取り付けることもできる。

エアロハンドルバーを使用している人は、取り付け可能かどうか注意が必要。

ライド別おすすめライト

では、ライド別のおすすめライトを紹介しよう。

おすすめライト/日中のライド(トンネルなし)【日中のサイクリングに!】

日中のみのライドで、トンネルを通過しないルートの場合、次の条件から選定した。

  • 明るさ(ルーメン)はなんでもよい
  • 点滅モードで基本的に使用する
  • 軽量である

日中トンネルなし①KNOG BLINDER MINI

コンパクトなLEDライトで、ハンドルにシリコンストラップで取り付けるKNOGのフロントライト。

わずが18gの軽量性、スタイリッシュな外観で、4種類のライトグラフィック(遊び心のあるハートや十字など)をラインナップ。

オシャレな軽量ライトを探している人におすすめ。

  • 明るさ:50ルーメン
  • 点灯モード:5種類
  • ランタイム:最長30時間
  • バッテリー種類:充電式(本体がUSB端子)
  • 防水規格:IPX7
  • 重量:17g
  • 取り付け方法:シリコンゴムストラップ

日中トンネルなし②CatEye セーフティライト ORB SL-LD160RC-F

CatEyeのコンパクトフロントライト。

USB充電式で、レンズ一体型のスイッチ採用のコンパクトモデル。

信頼のCatEye製品で軽量なデイライトを探している方におすすめ。

  • 明るさ:不明(メーカー公表なし)
  • 点灯モード:3種類
  • ランタイム:最長6時間
  • バッテリー種類:充電式(マイクロUSB)
  • 防水規格:IPX4
  • 重量:25g
  • 取り付け方法:ラバーバンド取り付け

おすすめライト/日中のライド(トンネルあり)【通学にもおすすめ】

日中のライドで、トンネル走行がある場合のおすすめライトは次の条件で選定した。

  • 明るさはトンネル内の路面状況が分かるよう200lm以上
  • トンネル内のみ点灯で、通常は点滅使用が可能なランタイムを持つ製品
  • そのなかで出来るだけ軽量なもの

通勤通学の場合もこのラインの製品でOK。夕方~夜の街灯があるルートであれば走行に支障はない明るさを確保できる。

日中トンネルあり①CatEye AMPP500

CatEyeのバッテリー一体型充電式ライト。カラー3色展開。

最高500ルーメンを出力可能で、フレックスタイトブラケットによる手軽なライト着脱ができるので毎日の通勤通学にも適している。

デイタイムハイパーコンスタントという点灯モードが特徴で、常時点灯しながら点滅を加えることで、効果的に対向車へアピールできる。

CatEyeの日中向けライトと言ったらこれを買っておけば問題ない。

  • 明るさ:500ルーメン(ローで250ルーメン)
  • 点灯モード:4種類
  • ランタイム:最長50時間(ロー点灯約3時間)
  • バッテリー種類:充電式(マイクロUSB)
  • 防水規格:IPX4
  • 重量:117g
  • 取り付け方法:専用のフレックスタイトブラケット

日中トンネルあり②OLIGHT RN400

OLIGHTのコンパクトなフロントライト。

最大400ルーメン出力可能で、急速充電対応のUSB-C充電ポートを備える。

取付けはGarminマウントタイプで、防水性能IPX7なので突然の降雨も安心。

国産にこだわらず、性能のいい日中ライド用のライトを探している人はこれがおすすめ。

  • 明るさ:400ルーメン(ミドルで200ルーメン)
  • 点灯モード:5種類
  • ランタイム:最長7時間(ミドル3.2時間)
  • バッテリー種類:充電式(USB-C)
  • 防水規格:IPX7
  • 重量:85g
  • 取り付け方法:専用のGarminマウントブラケット

日中トンネルあり③LEZYNE MINI DRIVE 400XL

レザインのスタイリッシュな外観のコンパクトライト。

5色展開のアルミボディがカッコイイ。

防水性も備え、1時間程度の通勤通学でもオススメ。

ライトもカッコイイものを選びたい人におすすめ。

  • 明るさ:最高出力400lm(ミドルで150lm)
  • 点灯モード:8種類
  • ランタイム:最長20時間
  • バッテリー種類:充電式(本体にUSB端子)
  • 防水規格:IPX7
  • 重量:83g
  • 取り付け方法:ゴム製ストラップで様々なハンドルに対応

おすすめライト/夜間のライド【ブルベにおすすめ】

夜間も走るようなライドでは、明るくランタイムが十分なライトが必須。

次の条件を満たす評判のいい製品を選定する。

  • 300lm以上の明るさを持つ製品
  • 点灯モードで10時間前後のランタイム

なお、街灯がない真っ暗のルートを夜間走行する場合、「300lm以上を2灯」もしくは「700lm以上を1灯」あれば走行できる。ただし、オーバーナイト走行の場合は、ランタイム的に300lm以上2灯が必須となる。(700lm以上で一晩点灯できる製品はない)

夜間走行あり①OLIGHT RN1500

OLIGHTの人気フロントライト。

ロー点灯モードでも300lmの明るさがあり、なおかつ12時間30分ものランタイム。

ナイトライドにはもってこいの1本。オーバーナイトでは2本体制でOK。

ちなみにモバイルバッテリーとしても使用できる優れもの。

現時点でバランスの取れた最強のフロントライト。

  • 明るさ:最高出力1500lm(ミドル750lm、ロー300lm)
  • 点灯モード:5種類
  • ランタイム:最長12.5時間(ロー点灯モード)
  • バッテリー種類:内臓充電式(USB-C)
  • 防水規格:IPX7
  • 重量:172g
  • 取り付け方法:専用のGarminマウントブラケット

夜間走行アリ②CatEye VOLT800 HL-EL471RC

CatEyeの人気製品VOLT800。

使用者も多く実績は十分で、レビュー記事も多い。

ブルベライダー御用達だが、後発のOLIGHT RN1500と比較するとスペックは劣る。

バッテリーがカードリッジで取り外しができるので、予備バッテリーを買っておけば安心。

実績多数の安心の国産メーカーライトを探してい人はこれ。

  • 明るさ:最高出力800lm(ミドル400lm、ロー200lm)
  • 点灯モード:4種類
  • ランタイム:8時間(ロー点灯モード)
  • バッテリー種類:カードリッジ充電式(マイクロUSB)
  • 防水規格:IPX4
  • 重量:140g
  • 取り付け方法:専用のフレックスタイトブラケット

夜間走行アリ③LEZYNE MACRO DRIVE 1300XXL

レザインのオーバーナイト可能な最大出力1300lm&ロングランタイムの製品。

カラー3色展開はうれしい。

ミドル450lmで8時間ものランタイムを持つので、ナイトライドも安心。

なんと150lm点灯で23時間も持つ。

おしゃれで、このクラスでは珍しいシリコンラバー取付けのライトを探している人におすすめ。

  • 明るさ:最高出力1300lm(ミドル450lm、ロー150lm)
  • 点灯モード:7種類
  • ランタイム:8時間(ロー点灯モード)
  • バッテリー種類:充電式(マイクロUSB)
  • 防水規格:IPX7
  • 重量:208g
  • 取り付け方法:シリコンラバーストラップ

1本選ぶなら、迷ったらコレ!OLIGHT RN1500

これまでいろいろなフロントライトを紹介したが、結局どれを選べばいいのか分からない、といった方にこれを選んでおけばOKな1本を紹介しよう。

「OLIGHT RN1500」

明るさ、ランタイム共に現在最強のフロントライト。

これさえ持っていれば、オーバーナイトの走行以外は事足りる1本だ。2本用意すればオーバーナイト可能!

おすすめのフロントライトまとめ

今回はフロントライトの選び方と、おすすめの製品を紹介した。

ライトのスペック項目

  • ルーメン・・・明るさの単位。最高出力だけで選んではダメ。
  • 点灯モード・・・点灯、点滅、明るさの設定。ランタイムにも影響。
  • ランタイム・・・駆動時間。最大ランタイムだけで選んではダメ。
  • バッテリー種類・・・充電式(内臓、外付け)、電池式が主流。
  • 防水規格・・・IPX+数字で表される防水性能。雨天時の走行に。
  • 重量・・・軽さは正義。
  • 取り付け方法・・・製品により異なるので注意。

おすすめライトはライド別に紹介した。

おすすめライト/日中トンネル無

製品KNOG BLINDER MINICatEye ORB SL-LD160RC-F
ルーメン50lm不明
点灯モード5種類3種類
ランタイム最長30時間最長6時間
バッテリー種類充電式(本体USB端子)充電式(マイクロUSB)
防水規格IPX7IPX4
重量17g25g
取付け方法シリコンゴムシリコンゴム
商品ページAmazon 楽天Amazon 楽天

おすすめライト/日中トンネル有

製品CatEye AMPP500OLIGHT RN400LEZYNE MINI DRIVE 400XL
ルーメン最大500lm
(ロー250lm)
400lm
(ミドル200lm)
最大400lm
(ミドル150lm)
点灯モード4種類5種類8種類
ランタイム最長50時間
(ロー3時間)
最長7時間
(ミドル3.2時間)
最長20時間
()
バッテリー種類充電式(マイクロUSB)充電式(USB-C)充電式(本体USB端子)
防水規格IPX4IPX7IPX7
重量117g85g83g
取付け方法フレックスタイトブラケットGarminマウントシリコンゴム
商品ページAmazon 楽天Amazon 楽天Amazon 楽天

おすすめライト/夜間ライド有

製品OLIGHT RN1500CatEye VOLT800LEZYNE MACRO DRIVE 1300XXL
ルーメン最大1500lm
(ミドル750lm、ロー300lm)
最大800lm
(ミドル400lm、ロー200lm)
最大1300lm
(ミドル450lm、ロー150lm)
点灯モード5種類4種類7種類
ランタイム12.5時間
(ロー点灯モード時)
8時間
(ロー点灯モード時)
8時間
(ロー点灯モード時)
バッテリー種類充電式(USB-C)カードリッジ充電式
(マイクロUSB)
充電式(マイクロUSB)
防水規格IPX7IPX4IPX7
重量172g140g208g
取付け方法Garminマウントフレックスタイトブラケットシリコンゴム
商品ページAmazon 楽天Amazon 楽天Amazon 楽天

また、1本だけ選ぶとしたら、この製品をおすすめしたい!

「OLIGHT RN1500」

明るさ、ランタイム共に現在最強のフロントライト。

これさえ持っていれば、オーバーナイトの走行以外は事足りる1本だ。2本用意すればオーバーナイト可能!

以上、今回の記事をフロントライトを選ぶ参考にしてもらえれば幸いだ。

ロングライドの走り方のコツや、距離別の装備例はこちらの記事にまとめているので参考に!

  • この記事を書いた人

ミル

ロードバイク歴9年の週末ソロライダー。 ロングライドが苦手だったが、今はブルベを楽しんでいる。2022年SR取得。 ロングライドに挑戦する人を応援したい。 にほんブログ村

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