- ロードバイクのおすすめのパンク修理キットは?
- パンク修理にはどんな方法がある?
- パンク修理にはどんな商品を揃えればよい?
ロードバイクではパンクが付きもの。
なぜなら、ロードバイクのタイヤは幅25mm前後で、ママチャリと比較してもかなり細く、また長距離を走れてしまうものだから。
そこで、今回の記事ではクリンチャーのパンク修理方法と、パンク修理キットをまとめた。
この記事を参考にすれば、自分にあったパンク修理キットが見つけることができ、安心してロードバイクライフを楽しめるようになる。
この記事で分かること
- パンク修理にはどんな方法があるか
- パンク修理キットの製品をわかりやすく纏めた
- おすすめのパンク修理キット
とりあえずこれ買っておけばOK|パンク修理キット(セット商品)
これから紹介するばら売り一つ一つの修理用品を買ってもいいのだが、ひとまとめにパッケージ化された便利なセット商品がある。
初心者はとりあえずこれを買っておけばOK!
「2つ」のパンク修理方法
パンク修理の方法には大きく分けて「2つ」ある。
- パンクしたチューブを「取り替える」→チューブを替える
- パンクしたチューブを「補修する」→パッチでチューブ補修
おすすめは「チューブを取り替える」方法だ。
なぜなら、補修より確実にパンク修理ができるため、初心者にもおすすめの方法だ。
必要なアイテム | 方法①チューブ取り替え | 方法②チューブ補修 |
タイヤレバー | ○ | ○ |
携帯ポンプもしくはCO2ボンベ | ○ | ○ |
スペアチューブ | ○ | ー |
補修パッチ | ー | ○ |
それぞれの方法の解説の前に、どちらの方法でも必要となる「タイヤレバー」と「携帯ポンプ or CO2ボンベ」を紹介する。
パンク修理キットの必携品①|タイヤレバー
パンク修理の際には、「タイヤレバー」が必要となる。
タイヤレバーは、ホイールからタイヤを取り外せる工具のことで、素手で外すより確実に、かつ手軽に作業できるため必須だ。
ホイールやチューブを傷つけないため、タイヤレバーは一般的にプラスチック製が採用されている。
初心者は3本1セットとなってる製品を選ぼう。2本でもタイヤは外せるが、慣れないうちは3本あれば確実だ。
パンク修理キットの必携品②|携帯ポンプ or CO2ボンベ
空気を入れるためには、「携帯ポンプ」もしくは「CO2ボンベ」がある。
好みやライドによって適したものを用意しよう。
- 「携帯ポンプ」・・・何度でも空気入れが出来るが、時間がかかる。<何度もパンクする可能性のある超長距離ライドには必須。>
- 「CO2ボンベ」・・・一瞬で空気入れでき時間がかからないが、ボンベ1本で空気入れ1回の使い捨て。<手軽さを重視したい方におすすめ>
初心者は何度でも空気を入れられる「携帯ポンプ」がよい。
それでは、「2つ」あるパンク補修方法をそれぞれ解説しよう。
方法①チューブを取り替えてしまう
パンクしたチューブを取外し、持参したスペアチューブに取り替えてしまう方法。
ほとんどの自転車乗りはこの方法でパンク対応をしている。
パンク修理の確実性が確保でき、なおかつ修理にかかる時間が短く済むので、この方法がおすすめだ。
メリット
- 補修しないので、パンク修理にかかる時間が短く済む
- パッチ当て補修しなくていいので、パンク修理失敗の可能性が低い
デメリット
- スペアチューブを持つ必要があるため、重量増かつバッグ内のスペースも必要
- パッチを持っていないと、スペアチューブもパンクした場合、走行不可能となる
必要なパンク修理キット
- <共通>タイヤレバー
- <共通>携帯ポンプもしくはCO2ボンベ
- スペアチューブ
どのパンク修理方法でも共通で必須な、タイヤレバーと携帯ポンプorCO2ボンベに加え、「スペアチューブ」を用意する。
スペアチューブは、舗装路のライドであれば距離によって1~3本程度バッグに忍ばせておこう。
あえて必要本数の目安を距離別にあげるとすれば以下のとおり。(各自の経験によって必要本数を決めよう)
- ~150km スペアチューブ1本か2本
- 150~600km スペアチューブ2本
- 600km以上 スペアチューブ3本
スペアチューブは普段から使用している信頼あるチューブを持っていくのがよい。
軽量でオススメなチューブはこちら。
超軽量な新素材ポリウレタン製チューブの「tubolito」もおすすめだ。2年間以上使用したレビュー記事はこちら。
方法②パンクしたチューブにパッチを張って再利用
チューブのパンクした箇所にパッチを接着させて、チューブを再利用する方法。
ランニングコストが抑えられる点がうれしいが、補修失敗による確実性に欠ける。
超長距離をライドするときはスペアチューブを使い切ってしまう可能性があるので、持っておきたい。
メリット
- パッチはチューブに比べて、軽量でスペースも必要としないので、たくさん持参できる
- チューブより安価なため、ランニングコストが抑えられる
デメリット
- パッチ修理を失敗する可能性があり、確実性に欠ける(パッチ修理の技術力が必要)
- パンク個所を特定する必要があり、時間がかかる
必要なパンク修理キット
- <共通>タイヤレバー
- <共通>携帯ポンプもしくはCO2ボンベ
- 補修パッチ
タイヤレバーと携帯ポンプorCO2ボンベに加え、補修パッチを用意する。
補修パッチは小さいので複数持てる。3,4枚持っていても邪魔にならない。携帯ケースが付属している製品があるので、そのままバッグやツールボトルに入れて持っていく。
「tubolito」の補修パッチの詳細については、こちらの記事で紹介している。補修するためのコツを紹介しているので参考に。
サイドカットや大きな穴が開いてしまった!タイヤの補修について
タイヤに大きな穴が開いてチューブが見えてしまっているようなパンク(特にサイドカット)では、そのまま走ってしまうと再度パンクしてしまう可能性が高い。
この場合はタイヤの穴をふさぐ応急対応が必要で、以下のような製品がある。
紙幣(千円札など)をタイヤとチューブの間に挟んで応急処置するといった裏技もある。割と有名な手段だ。
まとめ:おすすめのパンク修理キット
必要なアイテム | 方法①チューブ取り替え | 方法②チューブ補修 |
タイヤレバー | ○ | ○ |
携帯ポンプもしくはCO2ボンベ | ○ | ○ |
スペアチューブ | ○ | ー |
補修パッチ | ー | ○ |
今回の記事では、パンク修理の方法2つとおすすめのパンク修理キットを紹介した。
パンクはいつ起こるか分からないからこそ、万全な対策をしておくことで安心してライドを楽しめる。
今回の記事を参考に、パンク修理キットを揃えてもらえれば幸いだ。
なお、パンクの未然防止のため、消耗品であるタイヤを適切なタイミングで交換したい。タイヤの寿命や取り替え基準を説明している記事はこちら。
ロードバイクでロングライドする際の装備や持ち物を解説した記事はこちら。