ロングライドにおける一泊ツーリングは、サイクリストにとって大きな魅力と挑戦を兼ね備えた旅だ。長距離を走ることで味わえる爽快感や、目的地に到達したときの達成感は格別なものがある。
しかし、宿泊を伴うライドでは、事前の準備が成功の鍵を握る。
ロングライドは、天候や地形、体力の消耗など、さまざまな要因によって過酷なものになることがある。これらの要素を考慮し、万全の準備を整えることが、安全で快適なツーリングを楽しむための秘訣だ。
筆者はロングライドを主にやっていて、一泊二日の泊りがけのライドをすることもある。実際に持っていって良かったものや、持っていけばよかったと思ったものを紹介しよう。
本記事では、ロングライドでの一泊ツーリングに必要な持ち物を、用途ごとに分けて詳しく解説する。それぞれのアイテムがどのような場面で役立つのか、持参する際のポイントも含めて紹介するので、準備の参考にしてほしい。適切な装備を整え、最高のロングライドを楽しもう。
この記事でわかること
- 1泊ロングライドの持ち物リスト
- 1泊ロングライドで工夫すべき3点
1泊ロングライドの持ち物リスト
1. 自転車関連の必携アイテム

ロングライドでは、自転車が唯一の移動手段となるため、
トラブル時にすぐ対応できるよう基本的な修理道具を揃えておくことが不可欠だ。
特に長距離のライドでは、パンクやメカトラブルが発生するリスクが高まり、事前に準備しておかないと走行不能に陥る可能性もある。
最低限の修理アイテムを持参することで、万が一の事態にも冷静に対応し、旅を継続することができる。
- 予備チューブとパンク修理キット:長距離走行中のパンクは避けられないリスクだ。予備のチューブやパンク修理キットを携行していれば、トラブル時にも自力で対応できる。
- 携帯ポンプ:パンク修理後の空気入れとして必須だ。CO2ボンベも選択肢だが、携帯ポンプは繰り返し使用できる利点がある。
- タイヤレバー:タイヤの着脱をスムーズに行うための工具で、パンク修理時に役立つ。
- 携帯工具:走行中のトラブルに対応するため、六角レンチなどの基本的な工具を持参すると安心だ。
2. 安全装備

ロングライドでは、安全に走行するための装備が欠かせない。
特に、視認性を高めるアイテムや、万が一の事故に備えたヘルメットは必須だ。
ライト類も道路交通法上、必要な装備だ。
長時間の走行では集中力が低下しやすく、不注意による事故のリスクも高まる。
自分自身を守るためにも、安全装備を整え、安全に旅を続けられるよう準備しよう。
- フロントライトとリアライト:早朝や夕方、トンネル内などの暗所での視認性を確保し、安全な走行を支える。
- ヘルメット:頭部を保護する基本的な安全装備で、万が一の事故から身を守る。
- 反射ベストや反射材:夜間走行時に自身の存在を他の道路利用者に知らせるためのアイテムだ。
- ベル:道路交通法上、必須なベルも忘れずに。
オーライトのRN1500は、ロングライドに最適なフロントライトなので、チェックしてみよう!
3. 水分補給と栄養補給

長時間の走行では、水分やエネルギーの補給が不可欠だ。
適切な補給を行わないと、脱水症状やエネルギー切れによるハンガーノックのリスクが高まる。
特に夏場のライドでは発汗量が増えるため、塩分補給も重要になる。
体調を万全に保ちながら、長距離を快適に走るための準備を整えよう。
- サイクルボトル:水分補給は極めて重要で、サイクリング専用のボトルは走行中にも手軽に水分補給することができる。
- 補給食:エネルギー不足を防ぐため、吸収の良い高カロリーの補給食を持参すると良い。
- 塩分・ミネラル補給アイテム:長時間の運動で失われるミネラルを補うため、塩タブレットやマグネシウムサプリメントを携行すると効果的だ。
4. ナビゲーションと連絡手段


ロングライドでは、ルートの確認や緊急時の連絡手段を確保することが重要だ。
特に、道に迷ったり、トラブルが発生した際に素早く対処できるようにしておく必要がある。
- スマートフォン:緊急時の連絡手段やナビゲーション、写真撮影など多用途に活用できる。
- サイクルコンピューター:走行距離や速度、ルート情報を確認するためのデバイスで、ペース配分にも役立つ。
- モバイルバッテリー:長時間の走行でスマートフォンやサイクルコンピューターの電池切れを防ぐために。
GARMINのサイクルコンピューターは、ロングライドの定番商品。スマートフォンでナビは長時間の動作が安定しないので、やっぱり専用品であるサイクルコンピューターをおすすめしたい。
5. 貴重品と金銭管理

旅先では、現金やクレジットカードの管理が重要になる。
特に、予期せぬ出費や緊急時の対応のために、適切な貴重品を準備しておこう。
- 現金とクレジットカード:休憩時の飲食や緊急時の支払いに備え、適切な金額を持参する。
- 身分証明書:万が一の事故やトラブル時に必要となる。
自転車用の財布は、防水機能があり、背中のポケットにも入るように設計されているのでおすすめ。
6. 防寒・防雨対策

ロングライドでは、気温の変化や天候の急変に備えることが大切だ。
特に山間部や早朝・夜間の走行では防寒対策が必要になる。
また、1泊のロングライドともなると、突然の降雨にも遭う可能性がある。
コンパクトに折りたためる携行性の高いウインドブレーカーは必ず持っておきたい。
- ウインドブレーカーやレインジャケット:天候の急変や寒暖差に対応するための装備だ。
- アーム・レッグウォーマー:気温に応じて着脱しやすく、体温調節に役立つ。
7. 宿泊関連アイテム

一泊のツーリングでは、宿泊先で快適に過ごすためのアイテムが必要になる。
できるだけ軽量でコンパクトなものを選び、荷物を増やしすぎない工夫をしよう。
着替えに関しては、外出しないのであればホテルのルームウェアに頼ることにして、肌着だけ持っていくことでも問題ない。
- 着替え:宿泊先や目的地での観光用に。もしくは輪行用に。
- 洗面用具:歯ブラシや髭剃りはホテルにあるので、それ以外に必要な人は持っていこう。
- 軽量なスリッパやサンダル:宿泊先で外出しない場合や、SPDシューズであれば省略可能。
8. その他の便利アイテム

ロングライドをより快適にするために、必須ではないがあると便利なアイテムもある。
自身のスタイルに合わせて、必要なものを厳選しよう。
- 日焼け止め:長時間のライドで、日焼けを防ぐために持っていこう。
- ボディタオルやウェットシート:汗や汚れを拭き取るためのアイテムで、宿泊先や休憩時に重宝する。
- 洗濯洗剤:ランドリー設備がない宿泊先で。
持ち物リストを工夫して快適なロングライドを実現しよう

一泊のロングライドは、日帰りと異なり、宿泊を伴うために準備すべきアイテムが増える。
荷物を最小限に抑えつつ、必要なものを揃えるのが理想だ。
そのためには、以下の工夫をすると良い。
1. パッキングのコツ

- 軽量化を意識する
荷物が多すぎると、ペダリングの負担が増え、ロングライドの快適さが損なわれる。ウェアは速乾性のあるものを選び、最小限の枚数に抑えよう。 - 防水対策をしっかりと
防水バッグやジップロックを活用し、雨対策を万全にする。特に電子機器類は濡れると故障の原因になるため、しっかりと保護しよう。 - サドルバッグやフレームバッグを活用する
リュックを背負うと肩や腰に負担がかかるため、できるだけ自転車のバッグを活用し、バランスよく荷物を分散させる。
2. 宿泊先の選び方

- サイクルフレンドリーな宿を選ぶ
自転車を室内に持ち込める宿や、専用の駐輪スペースがある宿を選ぶと安心だ。 - 素泊まり or 食事付きかを考慮する
ロングライド後に食事を用意するのが面倒なら、食事付きの宿泊プランを選ぶのも一案だ。
3. ルート計画のポイント

- 休憩スポットを事前に確認
ロングライドでは定期的な補給が不可欠。コンビニやカフェ、道の駅などを事前にリストアップしておくと安心だ。 - 標高差をチェック
長距離を走る際は、アップダウンのあるルートだと体力の消耗が激しくなる。余裕をもったペース配分を心がけよう。 - 輪行を視野に入れる
万が一、体力が尽きた場合やトラブルが発生した場合に備え、輪行袋を持っていれば電車での移動も可能になる。
まとめ

一泊のロングライドは、適切な持ち物を準備し、計画をしっかり立てることで、快適で楽しいものになる。
走行中のトラブルや急な天候の変化に対応できるよう、最低限必要なアイテムを揃えつつ、無駄な荷物は減らす工夫をしよう。
自転車旅ならではの自由と達成感を存分に楽しんでほしい。