ロングライドに出かける際、「リュックを背負うと身体が疲れやすい?」と感じていないだろうか。
リュックを背負うと肩に負担がかかるため、長時間のライディングで疲れがたまりやすい。
そこで、肩の負担を減らすために他のサイクルバッグを選ぶことが大切だ。
トップチューブバッグ、サドルバッグ、フレームバッグ、フロントバッグなど、リュックを使わなくても快適に荷物を持ち運べるアイテムを選ぶことで、疲れを軽減し、より快適なサイクリングに改善することができる。
この記事を参考にすることで、ロングライドに適切なバッグが分かる。そして、リュック以外のバッグを使ってもっと快適にロングライドを楽しもう!
この記事でわかること
- リュックを使うと疲れる原因
- ロングライドに最適なリュック以外のサイクルバッグ
- サイクルバッグをうまく活用する方法
ロングライドでリュックを使うと疲れる5つの原因
リュックが疲れる原因①荷物の重さが肩に集中する
リュックを背負うと、その重さが肩に集中してしまう。
特に長時間のライディングでは、リュックの重さが疲労を引き起こし、肩や背中に大きな負担をかけることとなる。
サイクリング中は、リュックの揺れや不安定さがさらにストレスを加えるため、肩にかかる圧力が長時間続くと、筋肉の疲労が蓄積されやすい。
リュックが疲れる原因②リュックが揺れてバランスを崩す
サイクリング中、リュックが揺れると、体全体のバランスが崩れやすくなる。
特に前傾姿勢で走行する場合、リュックの揺れが肩や腰に不均等な負担をかける。
この揺れによって、体が常にバランスを取ろうとし、無意識のうちに体の筋肉が疲れやすくなってしまう。
リュックが疲れる原因③肩や背中に熱がこもる
リュックを背負っていると、肩・背中とリュックの間に汗がこもりやすく、通気性が悪くなることで不快感が増してしまう。
この汗による湿気や熱が長時間続くと、疲れが加速し、体にストレスがかかる。
ひどい場合は、汗疹などができてしまうことも。
リュックが疲れる原因④リュックの不安定さと負担の偏り
リュックが体にフィットしていないと、荷物の重さが偏ってかかり、肩に不均等に負担がかかる。
また、肩ひもやストラップの調整が不十分だと、リュックが体にぴったりと密着せず、揺れたりズレたりすることがある。
このような不安定さは、体全体に無理な力をかけ、疲れを引き起こしてしまう。
リュックが疲れる原因⑤リュックの容量と収納力の問題
リュックはどうしても大容量のものが多く、つい余計なものを詰め込んでしまいがち。
必要以上の荷物をリュックに詰め込むと、重さが増し、肩への負担がさらに大きくなる。
また、荷物が整理されていないと、走行中に不安定になり、さらに身体への負担が増加する原因となる。
ロングライドでリュックに替わるバッグの重要性
このようにリュックは長時間のライド(ロングライド)に適していない。
これらの問題を解決し、快適なロングライドにするには、実は簡単な答えがある。
それは、「ロードバイクにバッグを取り付けて荷物を持ってもらうこと」だ。
では、ロードバイクに取付けするバッグとはどのような種類があるか。本記事では以下の代表的な4つを紹介しよう。
- トップチューブバッグ
- サドルバッグ
- フレームバッグ
- フロントバッグ
筆者は実際にリュックを使用していたが、これらのバッグを使用することで、肩に負担をかけず・背中の蒸れによる不快感を解消し、ロングライドができるようになった。
これらのバッグを使うことで、身体への負担がなくなるだけでなく、荷物をしっかりと収納でき、ロングライドをより快適に改善することができる。
これなら疲れない!ロングライドに最適な4つのサイクルバッグ
ここでは、それぞれのバッグの特徴も踏まえて4つ紹介しよう。
ロングライドおすすめバッグ①トップチューブバッグ(小容量)
トップチューブバッグは、自転車のトップチューブに取り付けるバッグ。
手の届く位置に荷物を収納できるため、頻繁に取り出すアイテム(エネルギーバーやスマートフォンなど)を入れておくのに便利。
ただし、容量は他のバッグに比べて少ない。
他のバッグと兼用して装着し、よく取り出すものだけトップチューブバッグに入れておくという使い方がおすすめ。
ロングライドおすすめバッグ②サドルバッグ(大容量)
サドルバッグは、サドル下に取り付けるタイプのバッグ。
工具や予備のチューブだけでなく、着替えやレインウェアなど、重く大きな荷物を収納するのに適している。
バッグの容量も小さいものから大きいものまで様々だ。
デメリットとしてはロードバイクで一番高い位置なるので、ダンシング時など走行性に影響があること。
ただし、他のバッグより容量が大きいものが多く、気軽に装着できるので、大容量のバッグを探している場合はサドルバッグが最適。
ロングライドおすすめバッグ③フレームバッグ(中容量)
フレームバッグは、自転車のフレーム内側に取り付けるバッグ。
自転車の中央かつ、他のバッグに比べて低い位置なので安定性に優れている。
ただし、愛車のフレームサイズや形状によっては取り付けできない場合があるので注意したい。
筆者は走行性を重視してフレームバッグを愛用している。フレームバッグで足りない場合は小容量のサドルバッグを追加したり、手軽に取り出すことを優先する場合はトップチューブバッグを追加している。
ということで、フレームバッグは筆者おすすめのサイクルバッグだ。
ロングライドおすすめバッグ④フロントバッグ(中容量)
フロントバッグはハンドルバーに取り付けるタイプのバッグ。
走行中の荷物出し入れのアクセスがよく、トップチューブバッグより容量が大きい。
フロントライトをハンドルに吊り下げている場合は、ライトの取り付けに工夫が必要となるので注意したい。
サイクルバッグを活用する3つのポイント
バッグ活用ポイント①荷物を整理して軽量化
どんなバッグを使用するにしても、荷物はなるべく軽量化するとよい。
必要なものだけを持ち運び、無駄なアイテムを省くことで、快適なライディングが実現できる。
特にヒルクライムでは重ければ重いほど、遅くなってしまう。
本ブログでは「【保存版】100kmロングライドの装備・持ち物リスト【ロードバイク・サイクリング】」という記事でロングライドの基本となる持ち物リストを紹介しているので、参考にしてほしい。
バッグ活用ポイント②バランスよく荷物を分ける
体の左右に荷物が偏らないように、複数のバッグを活用してバランスよく荷物を分けよう。
バランスが悪いと走行が不安定になるだけでなく、落車などの安全性にも影響する。
例えば、トップチューブバッグに頻繁に使うアイテムを、サドルバッグには予備のチューブやツールを入れるなど、荷物をうまく分けることが重要だ。
よって、なるべく重いものは地面に近い位置のバッグに収納してみよう。
バッグ活用ポイント③バッグの安定性を確認
バッグを取り付ける際は、取り付けが安定していることを確認してほしい。
バッグが揺れるとライディングの際に不安定になり、疲れを感じやすくなる。
また、ライディングのバランスを崩してしまい落車しやすくなるので、安全面でも確実にチェックしておきたい。
もちろん、取り付けが不十分でバッグがタイヤに接触したり、バッグが外れて落下してしまうこともないようにしたい。
サイクルバッグを活用するうえで、正しく取り付けられていることは重要。
それでもリュックを使いたい人は?
それでも手軽さからリュック・バックパックを使いたい人もいるだろう。
その場合、自転車用のリュックを選んでほしい。
自転車用のリュックは、前傾姿勢でもズレにくく、背中も蒸れにくい設計・構造となっている。
ただし、過信はしないほうがよく、筆者も自転車用のshimano製の小型リュックを使用していたが、ズレにくさは合格点、だがどうしても背中の蒸れが避けられなかった。
とはいうものの、どうしても自転車でリュックを使用したい人は、自転車専用設計のリュックを選べば一般的なリュックよりは快適になるのは間違いない。
まとめ:リュックはどうしても疲れる!バッグは自転車に持たせて楽をしよう!
ロングライドでリュックが肩に負担をかけて疲れるという悩みを解消するために、トップチューブバッグ、サドルバッグ、フレームバッグ、フロントバッグなどを使うことをおすすめする。
これらのバッグを上手に活用すれば、ロードバイクに荷物を持ってもらうことができるので、肩や背中に負担をかけることなく、快適に長時間のライディングを楽しむことができる。
サイクルバッグを初めて導入する人は、容量の選択肢が多く、取り付けが手軽なサドルバッグがおすすめ。
自分にぴったりなバッグを見つけて、次のロングライドをもっと快適なものにしよう!