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【比較】プロロゴのサドルでロングライド|長距離に適したモデルはどれ?

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プロチームへの供給を行い、数多くのモデルを投入してきたイタリアンブランドのプロロゴ(prologo)。

そのスタイリッシュな造形や、それぞれのシリーズ・モデルの特徴からどれを選べばよいか迷っていないだろうか。

本記事では「ロングライド」に最適なプロロゴのエンデューロモデルを紹介。

それぞれのシリーズの特徴・形状の違いから、最適なモデルを検討してみてほしい。

この記事でわかること

  • プロロゴのエンデューロモデルは
  • それぞれのシリーズの特徴と違い
  • 実際に使用してみた感想

プロロゴのサドルとは

プロロゴはイタリアのブランドで、2007年に設立されてから、プロチームへの供給を行っている。

タイムトライアルのスペシャリストであるファビアン・カンチェラーラや、世界選手権優勝のぺテル・サガン、タディ・ポガチャルのグランツール優勝など数々のライダーの勝利に貢献している。

そんな実績十分のプロロゴのサドルだが、様々な形状・思想のモデルがあり、本記事ではロングライド・エンデューロ向けのサドルを紹介しよう。

ロングライドに適したサドルの条件

そもそもロングライド・エンデューロ向けのサドルとはどんなものか?

  • パッドの厚みがあるモデル:クッション性があり尻が痛くなりにくい
  • 幅広のモデル:尻が安定・広い座面で荷重を分散
  • 穴あきモデル:股間部分の圧迫を軽減

これらが代表的なロングライド向けサドルの特徴だ。

これらの形状・特性を備えつつ、前乗りしやすいモデルや前後移動しやすいモデルなど、プロロゴは様々なユーザー意向に対応できるラインナップとなっている。

プロロゴのロングライド向けサドル

プロロゴのサドルは大きく分けて3シリーズある。

そして、それぞれのシリーズで「サドル前後のポジション」の特徴がある。

さらに「座面の丸み形状」や「シェイプ(V字型・T字型)」など以下にシリーズ毎にまとめる。

プロロゴのサドル

  • DIMENSION シリーズ:前乗り・V字型・セミラウンド
  • NAGO シリーズ:前後移動・T字型・セミラウンド
  • SCRATCH シリーズ:後ろ乗り・T字型・ラウンド

この3シリーズでそれぞれロングライド・エンデューロ向けの下記設計がなされたモデルが存在している。

  • パッドの厚み増量モデル:通常のモデルよりパッド厚が+3mm(NDR、147)
  • 幅広のモデル:通常のモデルより座面の幅を広い(SPACE、147)
  • 穴あきモデル:中央に穴が開いていて股間部分の圧迫を軽減(PAS)

モデル名にある記号でロングライド向けか判断できる。

PAS:穴あきモデル、NDR:パッド厚モデル、SPACE:幅広モデル

またNAGOシリーズのみ「137」と「147」の記載があり、「147」が幅広かつパッド厚モデルとなっている。(記号を統一してほしいと思うのは筆者だけだろうか…)

日本のプロロゴ代理店サイトで、プロロゴの「サドルの選び方」も紹介されているので参考にしてほしい。

それではそれぞれのシリーズの特徴やロングライド向けモデルについて詳しく紹介しよう。

①DIMNSIONシリーズ

プロロゴのショートノーズサドルの大定番が、このDIMENSIONシリーズ

DIMENSIONシリーズ

  • ショートノーズ(35mm短い)、前乗りタイプ
  • V字型のシェイプ
  • ラウンド形状
  • 座面幅143mm(広め)
  • すべて穴あきタイプ

前乗りがしやすいショートノーズタイプのこのサドルは、すべて中央に圧迫を軽減する「穴あき」のモデルとなっている。

エアロポジションやヒルクライムの高出力時での快適さを重視しているが、ロングライド向けにNDR(パッド+3mm増量モデル)も発売している。

パッド厚でありながら軽量なので、エンデューロ・ロングライドにもピッタリのサドルだ。また、ロードバイクを横に倒して地面に置いた時の傷防止サイドプロテクターも備わっている(サドルの擦り傷防止)。

ボタン電池3つ分のパッド厚のDIMENSION NDR

唯一、購入前に気を付けてほしいのは、座面の前後移動を行う人はショートノーズタイプであるこのDIMENSIONシリーズはおすすめできない。他のシリーズも検討してみてほしい。

筆者はこの「DIMENSION NDR NACK」を愛用していて、ブルベやロングライドで抜群の快適性を確認済み。気になる人は、このシリーズのNDRタイプのレビュー記事「【レビュー】プロロゴ ディメンションNDR|軽量性と快適性を両立!ロングライド、ブルベ向けサドル」でより詳しく解説・レビューしているのでチェックしてみてほしい。

②NAGOシリーズ

前後移動がしやすいモデルが、このNAGOシリーズ

NAGOシリーズ

  • 前後移動がしやすいタイプ
  • T字型のシェイプ
  • セミラウンド形状
  • 座面幅147mmの幅広モデルが、パッド+3mm増量
  • 穴あきタイプもあり

座面がSCRATCHより前後に広く、かつDIMENSIONよりノーズが長いことで、サドル上でのポジション自由度が高い。

T字型の形状はサドル後方部に座った時に安定した出力を出しやすい。

左右に独立したパッドがあり、また前・中・後とそれぞれ厚みが異なる可変密度フォームを使用していてサポート性と快適性を図っている。

サドル幅が137mmと147mmの2ラインナップ。幅広の147mmは快適さを重視しパッドが+3mm厚くなっているので、ロングライド向けに購入する場合は147mmがおすすめ。(ほかのシリーズと異なりNDRとの表記ではないので注意したい)

また、穴あり・穴なしがあり、それぞれで137mmと147mm(パッド厚+3mm)が選べる。

③SCRATCHシリーズ

バリエーション豊富な後ろ乗りサドルが、SCRATCHシリーズ

SCRATCHシリーズ

  • 後ろ乗りタイプ
  • T字型のシェイプ
  • セミラウンド形状
  • 座面幅147mmのSPACEモデルあり
  • 穴あきタイプもあり

後ろ乗りがしやすいのがこのSCRATCHシリーズで、ショートノーズタイプより少し長めのサドル形状。

T字型の形状で、ペダリング時の内股の擦れがしにくい。

5つの異なるそれぞれの独立したパッド「Multi-Sector System」が快適さだけでなく、ペダリング時の踏み足・引き足で自然な動きを促進させ、ペダリングパフォーマンス向上にも貢献している。

筆者が購入したモデルはパッドが通常タイプの軽量性を求めた「スクラッチM5 PAS NACK」という通常モデルで、「【レビュー】プロロゴ スクラッチM5 PAS|最軽量クラス・ペダリング安定のおすすめサドル」の記事でレビューしているので詳細をチェックしてみてほしい。

上記のレビュー記事ではパッドが薄めのためロングライドに不向きなモデルとして紹介しているが、後に幅広・パッド+5mm増量の「SPACE」モデルが発売された。

ペダリングのし易さはDIMENSIONシリーズより優れている思うので、ロングライド向けの「SPACE」モデルを筆者も購入して試してみたいと思う。

まとめ:プロロゴのサドルで快適なロングライドを!

今回の記事ではプロロゴのロングライド向けサドルを紹介した。

それぞれのシリーズでロングライド・エンデューロ向けのパッド増量かつ幅広のモデルがラインナップされている。

プロロゴのサドル

  • DIMENSION シリーズ:前乗り・V字型・セミラウンド
  • NAGO シリーズ:前後移動・T字型・セミラウンド
  • SCRATCH シリーズ:後ろ乗り・T字型・ラウンド

また、プロロゴのサドルはレール素材によって重量(価格も)が違うので、予算に合わせてレールを選ぼう。

どれを選べば分からない人や初心者は「NAGOシリーズ」が前後移動可能でポジションの自由度が高くおすすめだ。レールはTiroxが価格×重量的にコスパがよい。

プロロゴのロングライド向けサドルで快適な長距離ライドを楽しもう!

サドル以外でロードバイクの快適性を向上させたい人は「【8選】乗り心地改善の方法|ロードバイクで一日中快適に走るポイント」をチェックしてみてほしい。

  • この記事を書いた人

ミル

ロードバイク歴9年の週末ソロライダー。 ロングライドが苦手だったが、今はブルベを楽しんでいる。2022年SR取得。 ロングライドに挑戦する人を応援したい。 にほんブログ村

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