- tubolitoって、高価だし導入前にどんなチューブか知りたい!
- tubolitoの乗り心地は?
- tubolitoのパンク耐性が心配・・・
ロードバイクの超軽量チューブtubolito(チューボリート)が発売され、2019年から2年以上使い続けている。
個人的な結論としては、とても気に入っていて、これからも使い続けたい。
なぜなら、軽さのメリットの方が多少のデメリット以上に大きいからだ。
以下、ぶっちゃけ使用感はどうなの?をざっくばらんにインプレッションする。
tubolitoの導入に迷っている人は、2年間運用したこのインプレ記事を参考にしてみてほしい。
この記事でわかること
- tubolitoの特徴
- tubolitoのインプレッション
- tubolitoのパンク耐性(2年間の実運用の結果)
- tubolitoはどんな人におすすめか
こんな方におすすめ
- 回転部を軽くし、漕ぎ出しの軽さが欲しい人
- ヒルクライムを速く走りたい人
- バイクの軽量化をしたい人
- スペアチューブの軽量化、コンパクト化をしたい人
- ホイール購入は予算的に厳しい人
おすすめできない方
- 滑らかな乗り心地を求めている人
- 少しでもパンクしないチューブを求めている人
- 消耗品は安く済ませたい人
なお、tubolitoのパンク修理方法についてはこちらの記事で紹介している。
》【おすすめ】tubolitoの新しいパンク修理キットを使ってみた【PATCH-KIT】
tubolitoは超軽量の新素材インナーチューブ
今さら紹介することでもないが、これまでブチルやラテックスといったチューブがあったが、新たな素材ポリウレタン製チューブの先駆けで「tubolito」が発売された。
特徴はなんと言っても軽量であることだ。それも「超」が付くほどに。
ブチルチューブ重量100-140gに対して、私が使用しているtubolito 60mmは重量39gしかない。
tubolitoの重量
- バルブ長42mm 38g
- バルブ長60mm 39g
- バルブ長80mm 40g
ちなみに、色はチューブだけでなくバルブも含めすべてオレンジ色。
tubolitoのインプレッション
インプレ①tubolitoは漕ぎ出しの軽さがハンパない、軽量化のコスパがいい!
tubolitoで初めてライドした時の感覚を今でも忘れない。
とにかく漕ぎ出しが軽いのだ。
なぜなら、回転部の最外径部の重量が前後それぞれ約100gもの軽量化がされたのである。
ホイールを100g軽いものに買い替えるよりも、安く手っ取り早く回転部を軽量化できる。
回転部の軽量化により、特にヒルクライムや加速時にアドバンテージが得られる。
インプレ②tubolitoの乗り心地はパリッと硬め
乗り心地は一般的に良いとは言えないだろう。
なぜなら、tubolitoは路面の振動をよく拾い、硬めのフィーリングであるからだ。
実際に2年間使い続けて最近久々にブチルチューブに変えて乗ってみたが、やはりブチルのしっとり感・もちもち感と比べると乗り心地は良いとは言えない。
しかしながら、乗り心地は好みの要素もあると思う。私はあのパリッとした走行感が好み。400kmブルベでもtubolitoで走った。
インプレ③tubolitoのパンク耐性は…2年間で3回パンク
パンク頻度はブチルチューブより多い結果となった。
実際に2年間で3回パンクしている。
対して、ブチルチューブだと1年間で一回あるかないか。
よって、実体験からパンクはしやすくなったと言わざるを得ない。
ブチルチューブに比べて高価であるから、消耗品としてコスパは良くない。
パンク耐性のデメリットについては、耐久力のあるタイヤでカバーできる。
こちらの記事ではパンク耐性に優れたロングライド向けのタイヤを紹介している。
ぜひチェックしてみてほしい。
インプレ④ツールボトルのスペースが確保できる
あまり想定していなかったが、tubolitoはとっても小さくまとめることができる。
これはチューブの素材がとても薄いためで、ブチルチューブと比較して丸めてみると本当に小さくなるのだ。
そのため、スペアチューブに採用することで持ち物の省スペース化が可能。
私は普段、スペアチューブ1個をツールボトルに入れているが、スペアチューブもtubolitoにしたことで0.5個分のスペースで収納できた。いや、それ以上に小さく収納できている。
よって、荷物を軽量にコンパクトにしたい方にもオススメしたい。
省スペース化のメリット
空いたスペースにCO2ボンベを追加で入れたり、スペアチューブを2本常備にしたり、省スペース化のメリットは大きい。
ロングライドにはツールボトルをオススメしている理由や、持っていくものについてはこの記事で紹介している。
》ロングライドに必要な7つの基本装備・持ち物まとめ【ロードバイク】
まとめ:tubolitoのインプレッション
今回の記事では、2年間使用したtubolitoのインプレッションを紹介した。
tubolitoまとめ
- 漕ぎ出しの軽さがハンパない
- ホイールよりコスパよく回転部の軽量化ができる
- 乗り心地は「パリっと硬め」
- パンク頻度はブチルチューブと比べて多くなった
- スペアチューブもtubolitoにすることで、省スペース化できる
tubolito導入は、回転部の軽量化による漕ぎだし・ヒルクライムを速く走りたい方や、予備チューブを含めバイク・荷物ともに軽量化・コンパクト化したい方にオススメしたい!
こんな方におすすめ
- 回転部を軽くし、漕ぎ出しの軽さが欲しい人
- ヒルクライムを速く走りたい人
- バイクの軽量化をしたい人
- スペアチューブの軽量化、コンパクト化をしたい人
- ホイール購入は予算的に厳しい人
おすすめできない方
- 滑らかな乗り心地を求めている人
- 少しでもパンクしないチューブを求めている人
- 消耗品は安く済ませたい人
個人的にはパンクについてはネガティブな印象があるものの、その軽量性・携帯性から来るアドバンテージが勝っていて、今後も使い続けていくつもりだ。
tubolitoのパンク修理方法については、以下の記事で紹介しているのでチェックしてほしい。
他メーカーのポリウレタン製軽量チューブ
ポリウレタン製の軽量チューブは今回紹介した「tubolito」が先駆者として、開発・発売された。
後を追って各社も同様なポリウレタン製軽量チューブを発売しているのでチェックしてみてほしい。
Amazonで買える安価なTPUチューブ
TPUチューブは高価なものであった。
しかし最近は手ごろな価格な製品も増えてきた。
「TPUチューブを試したいけど価格が高い」と踏み切れなかった人もぜひ試してみてほしい。
Amazonで手軽に買えるようになった。
また、クリンチャー全般のパンク修理の方法とおすすめ製品の記事はこちらで紹介している。
ロングライドの走り方や距離別の装備など、お役立ち記事はこちら