- ロードバイクの速度ってどれくらい?
- 初心者はどれくらいの速度が目安?
- 自分は速く走れている方なのか?遅い方なのか?
上記の悩みについて回答しよう。
筆者はロードバイク歴10年ほど。
ロードバイクと一緒にサイコンを買って、どれくらいの速度を自分が出せるのか、ずっと気にかけてきた。
そこで今回の記事では、ロードバイクの平均速度の目安を紹介しよう。
気になっている人の多いのではないだろうか。
今回の記事を参考にして、自分のライドの速度と比較してみよう。だが、あくまで目安と捉えること。なぜかは本文にて解説しよう。
速く走るためのテクニックも紹介するので、今後のライドに参考になれば幸いだ。
この記事でわかること
- ロードバイクの平均速度
- 脱初心者の速度や中級者、上級者の平均速度
- 速度を計測するためのサイクルコンピューター
- もっと早く走るためのテクニック
ロードバイクの平均速度の目安は20~25km/h
では、さっそく当ブログでのロードバイクの平均速度の目安は以下のとおり。
なお、この速度目安はソロライドを想定している。先頭交代ができて楽に速く走れるグループライドの速度は参考にならない。
ロードバイクの速度
レベル | 巡航速度 | ライド全体の平均速度(ネット) |
---|---|---|
初心者 | 20~25km/h | ~23km/h |
中級者 | 25~35km/h | 23~28km/h |
上級者 | 35km/h~ | 28km/h~ |
ここで巡航速度とは、平坦路で維持している速度のこと。
また、「ライド全体の平均速度(ネット)」とは、信号ストップや休憩時間などの停車時間を除いた平均速度のことだ。
サイコンでオートポーズ機能を使用している場合は、このネット平均速度が表示されている。
初心者は巡航速度20~25km/h、平均速度(ネット)は23km/hが目安である。
しかし、この速度はあくまで参考程度にしてほしい。理由は本記事にて後述する。
Garminにグロス平均速度を表示する方法はこちら。
ロードバイクの平均速度は「サイクルコンピューター」で測ろう
では、ロードバイクで速度を計測するにはどうすればよいか?
速度計測には「サイクルコンピューター(サイコン)」を導入しよう。
サイコンとは?
サイクルコンピューターとは、上の写真のような自転車専用の「速度・距離メーター」のこと。
GPSを内蔵して走行ルートを記録できるものや、マップを表示してナビさせること機種もある。
ロードバイクをもっと楽しめるようになるので、持ってない人は是非導入を検討してほしい。
価格も手ごろで、初心者におすすめのサイコンを紹介する。
おすすめサイコン①CAT EYE PADRONE+ CC-PA110W:手ごろな価格でサイコン初心者にオススメ!
Amazonでランキング上位の、国産メーカーCAT EYEのサイコン。
速度だけでなく、平均速度・最高速度・走行距離・現在時刻・走行時間が計測可能だ。
もちろん、スピードセンサーも付属しているので、これだけ買えばOK!
価格も手ごろなので、最初のサイコンにぴったりだ。
おすすめサイコン②XOSS G+:GPS機能ありのサイコン!センサーは別売りで購入必要
海外メーカーのXOSS G+は、GPS機能が搭載されている。
速度センサーは別途購入が必要だが、1画面に表示できる項目も多い。
心拍やケイデンス(回転数)も計測できるので、オススメだ!
スピードセンサーはこちら。
2つあれば速度とケイデンス、両方計測可能となる。
おすすめサイコン③GarminEdge:サイコン界の王者!多機能で良いものを長く使いたい人向け
サイコンと言えばGarminの「Edgeシリーズ」が挙げられる。
GarminEdgeは、マップも表示出来たりルートナビも出来たりと非常に多機能だ。
ざっくり、タッチ操作が不要であれば「edge540」、タッチ操作が必要であれば「edge840」、大画面が良い場合は「edge1040」と考えればよいだろう。
また、さらにsolar充電の有無も選べるので、ブルベライダーは検討してはどうだろうか。
筆者も使用していて、こちらの記事でレビューしているので参考にしてほしい。
ロードバイクの平均速度|もっと早く走るためのテクニックを解説
では少しでも速く走れるようになるためのテクニックをいくつか紹介しよう。
すぐに実践できるものばかりなので、試してみてほしい。
速く走るテクニック
- 信号の少ない平坦なルートを走る
- 追い風となるように走る
- 平均速度を上げるテクニック集
信号の少ない平坦なルートを走る
なるべく信号の少ない平坦なルートを計画しよう。
なぜなら、信号ストップや登り下りが多いルートだと、平均速度が低下してしまうからだ。
つまり、常に巡航していられるようなルートで走れば、速度が上がる。
信号が少なく、平坦で一定速度で走れるような区間が多いルートを選びたい。
追い風になるように走る
2つ目は追い風で走ること。
向かい風ではなかなか速度が出ず、苦痛に感じたことがあるだろう。
その日の風向きから、できるだけ追い風になるようにルートを計画するとよい。
西風であれば東に向かうルートを選んだり、下り区間で向かい風となるようなルートを選んだり。
追い風で走るだけで平均速度はかなり上がる。
習得したい!平均速度を上げるテクニック
ここまではルート選定について紹介したが、走行テクニックについても紹介しよう。
日本でライドする限り、登りや下りもルートに出てくる。
平坦路・登り・下りではどんな走り方をすれば平均速度を上げられるかは、こちらの記事で紹介している。
すぐにできるテクニックなのでぜひ読んでみてほしい。
ロードバイクの平均速度は、あくまで参考程度にしかならない理由
これまで速度について目安を紹介してきた。
しかし、速度はあまり参考にならない。
なぜなら次のような要素に左右されるからだ。
- 風向き(向かい風、追い風、横風)
- 登りがどの程度あるか、また傾斜は?
- 信号の多いルート、もしくは田舎道で信号がほとんどない
- 何キロ走る計画か?
- 季節や装備による空気抵抗
- ソロライドかグループライド(トレイン走行)か etc
このようにルートやその時の環境によって条件は全く違い、同じパワーで漕いでも速度は異なる。
よって、速度はあくまで参考程度に捉えるしかない。
つまり、前に走ったのと同じルートなのに全然速度が出なくてガッカリすることもないのだ。
逆にいれば、これらの有利になる条件を作って走れば速く走れる!前述の「速く走るためのテクニックを解説」がまさにそうだ!
もっと自分の走力を確認したい・向上させたい方へ:平均速度ではなくパワーを見るべき
本記事では速度の目安を紹介したが、速度はライドルートや環境によって左右されることを解説した。
もっと正確に自分の走力を確認したい人や、トレーニングを積んで速く走れるようになりたい人は「パワーメーター」を導入しよう。
パワーメーターとは
パワーメーターは自転車に装着できる計測器のこと。
パワーメーターを使用すると、「パワー(単位W:ワット)」をサイコンに表示できるようになる。
パワーは速度によらず、自分がその時出力している自転車の推進力を数値として計測することができる。
パワーメーターで基礎的な体力:FTPを把握できるので、自分のレベルを確認できる。
よって、正確に走力を確認したい人や、速く走れるようになりたい人は「パワーメーター」導入がおすすめだ。
まとめ:ロードバイク初心者の速度の目安は20~25km/h
今回の記事ではロードバイクの悩みの一つ、速度の目安について解説した。
ロードバイクの速度
レベル | 巡航速度 | ライド全体の平均速度(ネット) |
---|---|---|
初心者 | 20~25km/h | ~23km/h |
中級者 | 25~35km/h | 23~28km/h |
上級者 | 35km/h~ | 28km/h~ |
しかし、あくまで速度は参考程度にすべき理由も紹介した。
速度はルート(信号の数、獲得標高)や環境(風向き、季節、路面状況)によって振れ幅が大きいからだ。
そして、もっと正確に自分の力を確認したいのであればパワーメーター導入がおすすめ。
今回の記事を参考にして、次のライドの速度目安にしてみてはどうだろうか。