- アームバンド式の心拍計は”使える”のか?
- アームバンド式心拍計のメリット・デメリット
- おすすめのアームバンド式心拍計は?
近年、アームバンド式の心拍計の製品がいくつか発売されている。
いままで一般的だった胸に装着するチェストバンド式心拍計と何が違うのだろうか、また計測に問題ないのだろうか。
この疑問を解決する。
筆者はロードバイクで、チェストバンド式からアームバンド式の心拍計を使い始めて4年以上経つ。
結論としては、もうチェストバンド式には戻れないほど、アームバンド式が様々な面で便利で愛用している。
しかしながら、チェストバンド式心拍計と比較した場合のデメリットもある。
今回の記事では、アームバンド式の心拍計のメリット・デメリットと、おすすめの製品を紹介する。
この記事がアームバンド式の心拍計導入の参考になれば幸いだ。
この記事でわかること
- アームバンド式心拍計のメリット・デメリット
- チェストバンド式との違い
- アームバンド式心拍計のおすすめ製品
アームバンド式心拍計はどうなのか?
結論、アームバンド式心拍計は「かなり便利」な心拍数計だ。
どんな点が便利なのだろうか。
以下、アームバンド式心拍計について解説するので最後まで読んでもらえると幸いだ。
アームバンド式心拍計のメリット・デメリット
まずは、アームバンド式心拍計のメリット・デメリットを紹介しよう。
チェストバンド式との比較も交えて解説する。
アームバンド式のメリット
- 装着が楽で快適
- 一定強度での計測に問題なく使える
- 締め付け感が少ない
アームバンド式のデメリット
- インターバルの計測精度はチェストバンド式が有利
メリット①装着が楽で快適
メリットの1つ目は、装着が楽な点だ。
腕に巻き付けるだけでよいので、服を脱がなくても装着可能。
ウェアの袖をまくれれば、腕時計感覚で装着できる。
特にウェアを重ね着する冬場、チェストバンド式だと胸までまくって装着するのは困難な場合もあるだろう。
また、ロードバイクでビブショーツを着てしまった後にチェストバンド式心拍計の付け忘れがあると面倒だ。
このように、アームバンド式心拍計はその名のとおり腕に装着できるので、着脱が非常に楽だ。
メリット②一定強度での心拍計測に問題なし
心拍計測は激しい心拍の上下がない運動であれば、計測精度に問題ない。
アームバンド式の計測精度に不安がある人もいるだろう。
実際に使ってみると、一定強度で走るような場合はもちろん、激しくない心拍変化にも問題なく心拍計測できている。
例えばロングライドのような一定強度で走るサイクリングでは、なんの問題もなく使用できる。
つまり、心拍の大幅な上げ下げがなければ、うまく計測可能。
メリット③締め付け感が少ない
締め付け感が少なく、快適になったのが一番のメリット。
胸は呼吸で胸囲が変わるが、腕は一定なので締め付け感を感じにくい。
筆者はこの快適さが、なによりもメリットに感じた。
特にチェストバンド式心拍数計の使用後、胸から外した際に締め付けから解放された感覚がある人は、ぜひアームバンド式を使用してみてほしい。
よって、アームバンド式心拍計は装着しているのを忘れてしまうくらい快適なのがメリットだ。
デメリット①インターバルの心拍計測は劣る
アームバンド式心拍計は、心拍の上下に対する追従がワンテンポ遅れる。
心臓から遠いところで計測しているので、仕方がない点ではある。
二の腕に装着すると心拍の大きな変化に対し少しは精度、反応性がよくなる感じがある。
インターバルトレーニングでの心拍計測に精度を求める人は、チェストバンド式がおすすめ。
アームバンド式心拍計のおすすめ3選
それではおすすめのアームバンド式心拍計をいくつか紹介しよう。
おすすめ①Wahoo TICKR FITハートレートアームバンド
1つ目のおすすめは「Wahoo TICKR FITハートレートアームバンド」。
wahooとはアメリカのフィットネスセンサー・機器メーカー。
最新の光センサー拍数測定技術を使用して、正確な心拍数を最大30時間使用できる。
筆者も所有しているアームバンド式心拍計で、計測が途切れたりする問題はなく、30時間連続使用できるため2日以上のライドも対応できる。
アームバンドが2つ付属しているのも嬉しい。
- アームバンド式心拍センサー
- 通信:Bluetooth、ANT+
- 防水性能:IPX7
- バッテリー:充電式、最大30時間
- 価格:約1万円
おすすめ②COOSPO 心拍計アームバンド
おすすめの2つ目は、「COOSPO 心拍計アームバンド」。
COOSPOは中国のメーカーで、サイクリング・フィットネス製品を開発している。
wahooに比べて低価格だが、1年間の製品保証があるので安心できる。
とりあえずアームバンド式を使ってみたい人にはおすすめ。
- アームバンド式心拍センサー
- 通信:Bluetooth、ANT+
- 防水性能:IP67
- バッテリー:充電式、最大25時間
- 価格:約4千円
おすすめ③心拍転送モード付きスマートウォッチ
おすすめの3つ目は、各社の「スマートウォッチ」を心拍計として使うこと。
スマートウォッチはサイクルコンピューターにも心拍を転送できるものもあるので、計測箇所が手首のみとなるが心拍センサーとしても使用できる。
筆者は現在、サイコンで有名なメーカーGARMINのスマートウォッチ「VENU2」で心拍計測し、サイコンに転送している。
普段から時計・ライフログとして着用していて、サイクリングでもそのまま使用できるので着脱がなく楽ちんでおすすめ。
各社からいろいろなスマートウォッチがあるが、GARMINのスマートウォッチは「心拍転送モード」を有しているモデルが多い。
まとめ:アームバンド式心拍計は快適で心拍計測も問題なし!だがガチ勢にはおすすめできない
今回の記事ではアームバンド式心拍計のメリット・デメリットを解説した。
デメリットはあるものの、筆者はチェストバンド式にはもう戻れないくらい、その快適さにメリットを感じている。
アームバンド式のメリット
- 装着が楽で快適
- 一定強度での計測に問題なく使える
- 締め付け感が少ない
アームバンド式のデメリット
- インターバルの計測精度はチェストバンド式が有利
また、おすすめのアームバンド式心拍計を紹介した。
特にロングライドや週末のライドが主な人は、毎回の装着が楽で、締め付け感の少ないアームバンド式心拍計をぜひ試してみてほしい。
今回の記事がアームバンド式心拍計導入の参考になれば幸いだ。