- ロードバイクのフロントライトって、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…
- 結局、どれくらいの明るさが必要なの?
そう悩んでいるロードバイク乗りは多いだろう。
安全で快適なサイクリングを楽しむためには、用途に合った適切なフロントライトを選ぶことが非常に重要だ。特に、夜間走行やトンネル内での視認性は命に関わる問題である。
この記事では、そんな悩みを解決すべく、ロードバイク用フロントライトの選び方を徹底解説する。
ルーメン(明るさ)の目安から、バッテリーの種類、防水性能、そして取り付け方法まで、購入前に知っておきたいポイントを網羅。
さらに、通勤通学から本格的なナイトライド、ブルベにまで対応できる、2025年最新のおすすめフロントライトを厳選して紹介する。
筆者はロードバイクでロングライドや夜間走行が伴うブルベを中心に走っていて、さまざまなフロントライトを試してきたので、その経験からあなたにとって最適なフロントライトを紹介しよう!
この記事を読めば、自身のライドスタイルにぴったりの、「失敗しない」フロントライト選びができるはずだ。
この記事でわかること
- 選び方やスペックの見方を解説
- ライド別のおすすめライトを紹介(通勤通学、日中ライド、ブルベ、ナイトライドなど)
- 現在最強のフロントライトはどれか
失敗しない!ロードバイク向けフロントライトの選び方

フロントライトを選ぶにあたって、スペックの見方を説明する。
ライトのスペック項目
- ルーメン
- 点灯モード
- ランタイム
- バッテリー種類
- 防水規格
- 重量
- 取り付け方法
ルーメン(lm)とは?明るさの目安を徹底解説

ルーメン(lm)は、ライトの「明るさ」を示す単位だ。
単純に数値が高ければ明るいということになるが、やみくもに高ルーメンのライトを選べば良いというわけではない。
走行する環境によって必要な明るさは大きく変わるからだ。
ライドの種類 | 必要な明るさ(ルーメン)の目安 | 詳細な用途と補足 |
---|---|---|
日中のライド (トンネルなし) | 100lm未満(デイライト) | 主に日中の被視認性を高めるための補助灯として使用する。 点滅モードがメインとなり、対向車や歩行者からの認知度を向上させ、事故のリスクを減らす。 周囲の光が十分にあるため、路面を照らす明るさはほとんど必要ない。 |
日中のライド (トンネルあり) | 300lm以上 | 明るい場所から急に暗いトンネルに入る際、路面状況をしっかり把握し、自身の存在をアピールするために必要だ。 トンネルの長さや照明の有無によってさらに明るいものが必要な場合もある。 |
街灯のある夜間のライド (市街地) | 400lm以上 | 街灯が適度にあり、完全に真っ暗ではない場所での走行に適している。 路面の状況を把握しつつ、他の交通からの視認性を確保できる明るさだ。 |
街灯の少ない夜間のライド (郊外・山道) | 700lm以上を1灯、または300lm以上を2灯 | 真っ暗な道を走行する場合、進行方向をしっかり照らし、路面の凹凸や障害物を早期に発見できるだけの明るさが必要だ。 特に、速度が出る場所やカーブが多い場所では、より広範囲を照らせる配光のライトを選ぶと安心できる。 |
本格的なナイトライド・ブルベ | 700lm以上を2灯、または1000lm以上を1灯 | 数時間~一晩中走るような長距離ライドでは、バッテリーの持ちも考慮しつつ、十分な明るさを確保する必要がある。 メインライトに加え、万が一の故障やバッテリー切れに備えてサブライトを持つことが強く推奨される。 |
点灯モードの種類と活用シーン

フロントライトには、点灯モードと点滅モード、さらに機種によっては明るさを段階的に調整できるモードがある。
それぞれのモードを理解し、適切に使い分けることが安全なライドにつながる。
- 点灯モード: 常時点灯するモードだ。暗い環境下(夕方~夜間、トンネル内)で、進行方向や路面を照らすために使用する。道路交通法上、夜間走行時は点灯モードでの使用が必須である。
- 点滅モード(デイライト): 一定間隔で点滅するモードだ。主に太陽光のある日中に、対向車や歩行者に自身の存在を知らせるための補助灯として使う。消費電力が少ないため、長時間点灯できるモデルが多いのが特徴だ。最近では「ハイパーコンスタント」のように、常時点灯に点滅を加えることで、より効果的にアピールできるモードも増えている。
- 段階調整モード(点灯モード): ハイ、ミドル、ローなど、ルーメン数を調整できるモードだ。路面状況や時間帯に合わせて明るさを変えることで、バッテリーを節約したり、必要な明るさを確保したりできる。
ポイント: 点灯モードによって「ランタイム=駆動時間」が変わることを覚えておこう。明るい点灯モードほどランタイムは短くなる。
点灯モードでランタイムも変わる
点灯モードによって、「ランタイム=駆動時間」も変わる。
ライド途中でバッテリーが切れてしまっては困るため、必要なランタイムを確保する必要がある。
夜間は道路交通法上、点灯モードでの使用が必須。点滅モード1灯では夜間走行できないので注意したい。
ランタイム(駆動時間)の重要性と選び方

「ランタイム」とは、駆動時間のことをいう。
ライド時間以上のランタイムをもつ製品を選びたい。
特にナイトライドをする場合は、途中でバッテリーが切れることのないよう十分なランタイムをもつ製品が必要だ。(夜間に電池がなくなれば、身動きが取れなくなってしまう。)
最長ランタイムに注意!
多くの製品で公表されている「最長ランタイム」は、最も消費電力が少ない点滅モードや、最低ルーメンの点灯モードでの時間だ。
実際に夜間走行で使用する点灯モードでのランタイムを必ず確認しよう。
例えば、カタログで「最長50時間」とあっても、高ルーメンの点灯モードでは3時間しかもたない、といったことも珍しくない。
バッテリーの種類と充電の利便性

「バッテリーの種類」は、充電式や電池式など主に以下の種類がある。
バッテリーの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
充電式(内臓) | 充電口をしっかり塞げば、防水性が保たれやすい。一体型でコンパクトな製品が多い。 | バッテリーが切れると充電しなければ再駆動できない。バッテリーの劣化で買い替えが必要になる場合がある。 |
充電式(取外し可能) | 予備の専用バッテリーを持参すれば、ライド中に交換して再駆動可能。 | 誤ってバッテリーを取り付けると、防水性が損なわれる可能性がある。専用バッテリーの入手が必要。 |
電池式 | 電池交換すれば再駆動可能。コンビニなどで入手しやすく、緊急時にも対応しやすい。 | 寸法の大きい製品が多い。充電式が主流のため、製品の選択肢が少ない。電池の購入費用がかかる。 |
最近の主流はUSBで充電できる充電式だ。
特にUSB-C対応の製品は、急速充電が可能で充電時間が短く済むため非常に便利である。
また、モバイルバッテリーからの給電に対応しているモデルは、ロングライドで心強い味方になる。
防水規格(IPX)で雨天走行も安心

「防水規格」は、ライト本体の防水性を表す規格のことで、雨天走行時に注目したい項目だ。
雨天時に走らないと決めている人は、あまり気にしなくてよい。
しかし、長距離ライドをする人は、予報外れの降雨にも対応できる製品を選んでおけば安心だ。
防水規格は、「IPX4」といったようにIPXのあとに記載されている数字で防水性能の高さが分類される。
例えば人気製品の「CayEye VOLT800」の防水規格は「IPX4」といった感じ。
VOLT800と言えば、ブルベライダー御用達の製品であることから、IPX4以上の防水性能があれば一般的なロングライドでは十分だと思ってよい。
最近では、IPX7といったような防水機能の高い製品も発売されている。
参考に、防水規格の程度は以下の通り。
防水規格 | 防水性能 |
IPX0 | 無保護 |
IPX1 | 真上から落下する水滴から保護 |
IPX2 | 角度15度傾けたとき真上から落下する水滴から保護 |
IPX3 | 角度60度以内からの水しぶきを保護 |
IPX4 | あらゆる方向の水しぶきを保護 |
IPX5 | あらゆる方向からの直接噴流を保護 |
IPX6 | あらゆる方向からの強い直接噴流を保護 |
IPX7 | 水深1mで30分以内の水没から保護 |
IPX8 | 水没から保護 |
ロードバイク用のライトでは、人気製品の多くがIPX4やIPX7を備えている。
特にIPX7は、一時的な水没にも耐えられるレベルなので、雨天走行はもちろん、万が一の落下時にも安心感がある。
「重量」

ロードバイクにとって「軽さは正義」である。
必要な明るさを確保しつつ、可能な限り軽量なモデルを選ぶのがおすすめだ。
特にハンドル周りに取り付けるフロントライトは、重量が操作性にも影響を与えることがある。
軽量性を重視する人は、必要な明るさを選定後、複数の候補の中から一番軽いものを選ぶと良いだろう。
「取り付け方法」

「取り付け方法」とは、ロードバイクへのライトの取り付け方法のこと。
例えば、CatEye製のライトであれば、CatEye独自の「フレックスタイト ブラケット」といったように、製品メーカーによって取り付け方法が異なる。
Garminマウントを採用している製品や、軽量なものはシリコンゴムでハンドルに取付ける製品もある。
また、GoProマウント対応製品であれば、レッグマウントでサイコン下にスマートに取り付けることもできる。
エアロハンドルバーを使用している人は、取り付け可能かどうか注意が必要。
ライド別おすすめライト

では、ライド別のおすすめライトを紹介しよう。
【日中のサイクリングに!】日中ライド(トンネルなし)向けライト

主に日中の被視認性を高めるためのライトだ。
明るさは控えめでも、軽量でコンパクト、点滅モードのランタイムが長いものが適している。
- 明るさ(ルーメン)はなんでもよい
- 点滅モードで基本的に使用する
- 軽量である
日中トンネルなし①KNOG BLINDER MINI
コンパクトなLEDライトで、ハンドルにシリコンストラップで取り付けるKNOGのフロントライト。
わずが18gの軽量性、スタイリッシュな外観で、4種類のライトグラフィック(遊び心のあるハートや十字など)をラインナップ。
オシャレな軽量ライトを探している人におすすめ。
- 明るさ:50ルーメン
- 点灯モード:5種類
- ランタイム:最長30時間
- バッテリー種類:充電式(本体がUSB端子)
- 防水規格:IPX7
- 重量:17g
- 取り付け方法:シリコンゴムストラップ
日中トンネルなし②CatEye セーフティライト ORB SL-LD160RC-F
CatEyeのコンパクトフロントライト。
USB充電式で、レンズ一体型のスイッチ採用のコンパクトモデル。
信頼のCatEye製品で軽量なデイライトを探している方におすすめ。
- 明るさ:不明(メーカー公表なし)
- 点灯モード:3種類
- ランタイム:最長6時間
- バッテリー種類:充電式(マイクロUSB)
- 防水規格:IPX4
- 重量:25g
- 取り付け方法:ラバーバンド取り付け
【通勤・通学にもおすすめ!】日中ライド(トンネルあり)向けライト

日中のライドでも、トンネル走行がある場合に活躍するライトだ。
最低でも200lm以上の明るさを持ち、普段は点滅、トンネル内では点灯に切り替えられるランタイムがあるモデルを選んだ。
通勤通学で街灯のあるルートを走る方にもおすすめだ。
- 明るさはトンネル内の路面状況が分かるよう200lm以上
- トンネル内のみ点灯で、通常は点滅使用が可能なランタイムを持つ製品
- そのなかで出来るだけ軽量なもの
通勤通学の場合もこのラインの製品でOK。夕方~夜の街灯があるルートであれば走行に支障はない明るさを確保できる。
日中トンネルあり①CatEye AMPP500
CatEyeのバッテリー一体型充電式ライト。カラー3色展開。
最高500ルーメンを出力可能で、フレックスタイトブラケットによる手軽なライト着脱ができるので毎日の通勤通学にも適している。
デイタイムハイパーコンスタントという点灯モードが特徴で、常時点灯しながら点滅を加えることで、効果的に対向車へアピールできる。
CatEyeの日中向けライトと言ったらこれを買っておけば問題ない。
- 明るさ:500ルーメン(ローで250ルーメン)
- 点灯モード:4種類
- ランタイム:最長50時間(ロー点灯約3時間)
- バッテリー種類:充電式(マイクロUSB)
- 防水規格:IPX4
- 重量:117g
- 取り付け方法:専用のフレックスタイトブラケット
日中トンネルあり②OLIGHT RN400
OLIGHTのコンパクトなフロントライト。
最大400ルーメン出力可能で、急速充電対応のUSB-C充電ポートを備える。
取付けはGarminマウントタイプで、防水性能IPX7なので突然の降雨も安心。
国産にこだわらず、性能のいい日中ライド用のライトを探している人はこれがおすすめ。
- 明るさ:400ルーメン(ミドルで200ルーメン)
- 点灯モード:5種類
- ランタイム:最長7時間(ミドル3.2時間)
- バッテリー種類:充電式(USB-C)
- 防水規格:IPX7
- 重量:85g
- 取り付け方法:専用のGarminマウントブラケット
日中トンネルあり③LEZYNE MINI DRIVE 400XL
レザインのスタイリッシュな外観のコンパクトライト。
5色展開のアルミボディがカッコイイ。
防水性も備え、1時間程度の通勤通学でもオススメ。
ライトもカッコイイものを選びたい人におすすめ。
- 明るさ:最高出力400lm(ミドルで150lm)
- 点灯モード:8種類
- ランタイム:最長20時間
- バッテリー種類:充電式(本体にUSB端子)
- 防水規格:IPX7
- 重量:83g
- 取り付け方法:ゴム製ストラップで様々なハンドルに対応
【ブルベ・ナイトライドに最適!】夜間走行向け高輝度ライト

街灯がほとんどない真っ暗な道を走るナイトライドや、一晩中走行するブルベでは、強力な明るさと十分なランタイムを持つライトが必須だ。
ここでは、特に評判が良く、実績のある製品を厳選した。
- 300lm以上の明るさを持つ製品
- 点灯モードで10時間前後のランタイム
なお、街灯がない真っ暗のルートを夜間走行する場合、「300lm以上を2灯」もしくは「700lm以上を1灯」あれば走行できる。ただし、オーバーナイト走行の場合は、ランタイム的に300lm以上2灯が必須となる。(700lm以上で一晩点灯できる製品はない)
夜間走行あり①OLIGHT RN1500
OLIGHTの人気フロントライト。
ロー点灯モードでも300lmの明るさがあり、なおかつ12時間30分ものランタイム。
ナイトライドにはもってこいの1本。オーバーナイトでは2本体制でOK。
ちなみにモバイルバッテリーとしても使用できる優れもの。
現時点でバランスの取れた最強のフロントライト。
- 明るさ:最高出力1500lm(ミドル750lm、ロー300lm)
- 点灯モード:5種類
- ランタイム:最長12.5時間(ロー点灯モード)
- バッテリー種類:内臓充電式(USB-C)
- 防水規格:IPX7
- 重量:172g
- 取り付け方法:専用のGarminマウントブラケット
夜間走行アリ②CatEye VOLT800 HL-EL471RC
CatEyeの人気製品VOLT800。
使用者も多く実績は十分で、レビュー記事も多い。
ブルベライダー御用達だが、後発のOLIGHT RN1500と比較するとスペックは劣る。
バッテリーがカードリッジで取り外しができるので、予備バッテリーを買っておけば安心。
実績多数の安心の国産メーカーライトを探してい人はこれ。
- 明るさ:最高出力800lm(ミドル400lm、ロー200lm)
- 点灯モード:4種類
- ランタイム:8時間(ロー点灯モード)
- バッテリー種類:カードリッジ充電式(マイクロUSB)
- 防水規格:IPX4
- 重量:140g
- 取り付け方法:専用のフレックスタイトブラケット
夜間走行アリ③LEZYNE MACRO DRIVE 1300XXL
レザインのオーバーナイト可能な最大出力1300lm&ロングランタイムの製品。
カラー3色展開はうれしい。
ミドル450lmで8時間ものランタイムを持つので、ナイトライドも安心。
なんと150lm点灯で23時間も持つ。
おしゃれで、このクラスでは珍しいシリコンラバー取付けのライトを探している人におすすめ。
- 明るさ:最高出力1300lm(ミドル450lm、ロー150lm)
- 点灯モード:7種類
- ランタイム:8時間(ロー点灯モード)
- バッテリー種類:充電式(マイクロUSB)
- 防水規格:IPX7
- 重量:208g
- 取り付け方法:シリコンラバーストラップ
迷ったらコレ!オールマイティに使える最強の1本

これまで様々なフロントライトを紹介したが、「結局、どれを選べばいいか分からない!」という方のために、筆者が自信を持っておすすめできる万能な1本を紹介しよう。
それは、「OLIGHT RN1500」である。
OLIGHT RN1500の魅力
- 圧倒的な明るさ: 最大1500lmという強力な明るさは、街灯のない真っ暗な道でも路面をしっかりと照らしてくれる。ミドル(750lm)やロー(300lm)でも十分な明るさがあるため、状況に応じた使い分けが可能だ。
- 長時間ランタイム: ロー点灯モードで12.5時間という驚異的なランタイムは、多くのナイトライドや、日を跨ぐブルベでもメインライトとして活躍する。筆者もブルベでRN1500を愛用しているが、そのバッテリー持ちの良さにはいつも助けられている。
- 高機能と利便性: USB-C充電対応で急速充電が可能。さらに、モバイルバッテリーとしても使用できるため、緊急時にスマホなどを充電できるのも大きなメリットだ。防水性能もIPX7と高く、不意の雨にも安心である。
- コストパフォーマンス: この明るさとランタイム、機能を考えると、非常にコストパフォーマンスに優れた一台と言える。
これ一本あれば、オーバーナイトの本格的な長距離走行以外は、ほとんどのライドで事足りるだろう。
オーバーナイト走行でも、RN1500を2本用意すれば完璧な体制が整う。
ロードバイク用フロントライトのよくある質問(FAQ)
Q1:ロードバイクのライトは何ルーメン必要ですか?
A1: 走行する場所や時間帯によって必要なルーメン数は異なる。
- 日中のデイライトとして: 100ルーメン未満でも効果的だ。
- 街灯のある夜間走行(市街地): 400ルーメン以上が目安である。
- 街灯の少ない夜間走行(郊外・山道): 700ルーメン以上が推奨される。
上記「ルーメン(lm)とは?明るさの目安を徹底解説」の表を参考に、自身のライドスタイルに合ったルーメン数を選ぼう。
Q2:デイライトって本当に必要ですか?
A2: はい、日中であってもデイライトは非常に重要だ。
昼間でも対向車や歩行者に自身の存在を効果的にアピールすることで、事故のリスクを大幅に減らすことができる。
特に、曇りの日や木陰が多い道、交通量の多い場所では、デイライトの有無が安全を左右することもある。
Q3:ライトのバッテリーはどのくらい持ちますか?
A3: バッテリーの持ち時間(ランタイム)は、ライトの明るさ(ルーメン)や点灯モードによって大きく異なる。
高ルーメンの点灯モードでは短くなり、点滅モードや低ルーメンの点灯モードでは長くなる。
購入前に、実際に使用したい明るさのモードでのランタイムを必ず確認するようにしよう。
また、バッテリーは使用するうちに劣化するため、数年使用すると新品時よりもランタイムが短くなることがある。
Q4:エアロハンドルバーでも取り付けられるライトはありますか?
A4: はい、エアロハンドルバーでも取り付けられるライトはある。
通常の丸形ハンドルバーに比べて取り付けが難しい場合があるが、シリコンゴムストラップタイプや、Garminマウント対応でレックマウントなどに取り付けられるタイプであれば、エアロハンドルバーでもスマートに取り付けられる製品が多くある。
購入前に、ライトの取り付け方法と自身のハンドルバーの形状をよく確認しよう。
まとめ:2025年度おすすめのフロントライト8選

今回は、ロードバイク用フロントライトの選び方と、2025年版のおすすめ製品を紹介した。
- 明るさ(ルーメン): ライド環境に合わせて最適な明るさを選ぼう。
- 点灯モードとランタイム: 用途に合った点灯モードでの駆動時間を必ず確認しよう。
- バッテリー種類と充電方法: 利便性を考慮し、USB-C充電対応の充電式がおすすめだ。
- 防水規格: 雨天走行も考慮し、IPX4以上の製品を選ぶと安心だ。
- 重量と取り付け方法: ハンドル周りのスペースや形状に合わせて選ぼう。
おすすめライトはライド別に紹介した。
おすすめライト/日中トンネル無
おすすめライト/日中トンネル有
おすすめライト/夜間ライド有
製品 | OLIGHT RN1500 | CatEye VOLT800 | LEZYNE MACRO DRIVE 1300XXL |
ルーメン | 最大1500lm (ミドル750lm、ロー300lm) | 最大800lm (ミドル400lm、ロー200lm) | 最大1300lm (ミドル450lm、ロー150lm) |
点灯モード | 5種類 | 4種類 | 7種類 |
ランタイム | 12.5時間 (ロー点灯モード時) | 8時間 (ロー点灯モード時) | 8時間 (ロー点灯モード時) |
バッテリー種類 | 充電式(USB-C) | カードリッジ充電式 (マイクロUSB) | 充電式(マイクロUSB) |
防水規格 | IPX7 | IPX4 | IPX7 |
重量 | 172g | 140g | 208g |
取付け方法 | Garminマウント | フレックスタイトブラケット | シリコンゴム |
商品ページ | Amazon | Amazon | Amazon 楽天 |
また、1本だけ選ぶとしたら、筆者が自信をもってオススメできるオールマイティな1本は「OLIGHT RN1500」だ。
あなたのロードバイクライフを、安全で快適なものにする一台がきっと見つかるはずだ。
この記事が、フロントライト選びの参考になれば幸いである。
ぜひこの情報を参考に、あなたのライドに最適なフロントライトを見つけて、より安全で楽しいロードバイクライフを満喫してほしい。
ロングライドの走り方のコツや、距離別の装備例はこちらの記事にまとめているので参考に!