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【レビュー】プロロゴ ディメンションNDR|軽量性と快適性を両立!ロングライド、ブルベ向けサドル

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今回の記事はプロロゴのサドル、「ディメンション NDR」のレビュー。

ショートノーズの「ディメンション」モデルをベースに、パッドを3mm厚くした「NDR」という製品だ。

そのため、ロングライドやブルベといった長時間サイクリングでも、尻の痛みを感じにくい

筆者はブルベを走ることから「ディメンション NDR」を購入し使ってきた。

その使用感をメリット・デメリットを紹介できたらと思う。

「プロロゴ ディメンション NDR」を検討している人は、ぜひ最後までチェックしてみてほしい。

おすすめな人

  • ロングライドやブルベを走る人
  • 尻の痛みに悩んでいる人
  • 快適性を求める初心者や週末サイクリスト
  • ショートノーズタイプのサドルが好きな人

おすすめできない人

  • ライド中の座面前後移動を広く行いたい人

プロロゴ ディメンションNDRの仕様と購入経緯

ディメンションNDRの仕様をみていこう。

ディメンションNDRの「仕様」

ディメンションNDRは「4製品」ある。

レールの違いで3種類(カーボン、ステンレス、クロモリ)と、座面の滑り止め(CPC)があるモデルはステンレスレールのみとなる。

レールの違いによって重量が変わる。重量はカーボン<ステンレス<クロモリの順で重くなる。

DIMENSION NDRNACKTIROXT4.0CPC TIROX
レール素材カーボンステンレスクロモリステンレス
サイズ245×143mm同左同左同左
重量165g186g221g198g
滑り止め---
カラー2種類同左同左同左
定価(税別)31,900円18,150円14,850円25,300円
ディメンションNDR 仕様表

カラーはすべてのモデルにおいて、「ANTHRACITE/BLACK」、「WHITE/BLACK」の2種類展開(いわゆる黒と白)。

ディメンションNDRの「特徴」

ディメンションNDRの特徴としては、以下の点が挙げられる。

  • 3mmのパッド増量かつラウンド形状
  • ショートノーズ
  • サイドプロテクター付き

購入経緯

筆者はブルベによく出ているが、300km以上のブルベとなると最後の方は尻の痛みを気にしながら走っていた。

これまで使用していたサドルは「プロロゴ スクラッチM5 PAS」で、比較的パッド量が少なめの軽量レース向けサドル。

以前使用していたプロロゴ スクラッチM5 PAS

また、スクラッチM5 PASは穴あきサドルなのだが、パッドが薄いためか、サドルの樹脂ベース部分が穴あき箇所で尻に接触してしまっていた。

どうもそれが尻の痛みの原因の1つであったと思われる。

そこで、ロングライドに特化したサドルを探していたところ、パッド増量タイプの「ディメンションNDR」を見つけた。

軽量性も重視しカーボンレールタイプを購入した。

はたして尻の痛みは改善されたのか、レビューしていきたいと思う。

プロロゴ ディメンションNDRのレビュー

それでは「ディメンション NDR」のレビューをしていく。

  • 長距離サイクリングでも尻が痛くなりにくい
  • パッド厚モデルでありながら軽量
  • 座面が横に広く安定
  • ショートノーズでダンシングしやすい
  • 傷防止のサイドプロテクター

良かった点①極厚パッドで長距離サイクリングでも尻が痛くなりにくい

ボタン電池3枚分のパッド厚み

まずは何と言っても、尻が痛くなりにくくなった

NDR(パッド厚3mm増)の極厚パッドが、振動吸収に大きく貢献している。

以前は100km走ると尻の痛みが気になりダンシングを多用していたが、「ディメンションNDR」では300km走っても痛みなく走れて感動している。

高反発のパッド質感で、押し返される。

パッドは硬めに設計されていることから、底付き感がなく、かつペダリングが安定する。

グニャグニャの柔らかいパッドだと、尻が安定せずペダリングが乱れやすいが、ディメンションNDRはそんなことがないので安心だ。

よって、極厚パッドがロングライドをより快適にしてくれるサドルだ。

良かった点②パッド厚モデルでありながら軽量性に優れる

カタログ値より重いが、十分軽量だ

パッドが厚いながらも、軽量なこともメリットだ。

プロロゴ ディメンションのNDR有、無しで重量(カタログ値)は15gの差しかない。

  • 【通常モデル】ディメンション カーボンレール 150g
  • 【パッド増モデル】ディメンション NDR カーボンレール 165g

筆者は同ブランドのスクラッチM5 PAS(カーボンレール)132gからの交換で、重量増は大きかった。

しかし、その重量増以上に快適性を得られたため非常に満足している。

よって、軽量性と快適性を両立させたい方におすすめしたい

良かった点③横方向に座面が広く、ラウンド形状で安定した座り心地

座面が広く、ラウンド形状

ディメンションNDRは、そのサドル形状から安定した座り心地だ。

なぜなら、座面幅が広く、ラウンド形状となっているからだ。

ラウンド形状はフラット形状に比べて、サドルと脚の擦れを軽減し、またペダリングが安定しやすいという効果がある。

サドル形状は、座骨の形、フィーリング(好み)によってもその人に最適かが異なるが、ディメンションNDRは緩めのラウンドなので万人受けしやすいだろう。

以上のようにディメンションNDRは、安定した座り心地と、ペダリングのしやすさに優れている。

良かった点④ショートノーズのため、ダンシングしやすい

ショートノーズはダンシングがしやすい。

これは、サドル全長が従来のサドルより35mm短いショートノーズ設計のため、ダンシング時にサドル先端に下半身が接触しにくいからだ。

ロングライドで多用する"休むダンシング"でも、サドルが邪魔しない。

よって、ダンシングでサドルが身体に当たってしまう方にもおすすめできる。

良かった点⑤サイドに傷防止があるため安心

サイドプロテクターは両サイドにある(4つの黒いライン状のもの)

ディメンションNDRは、サドル自体に傷防止機能が備わっている

サイドプロテクターといって、サドルの一番外側に硬質なゴムのような素材が接着されている。

このサドルはオフロードの使用も想定されていることから、このサイドプロテクターを備えたのだろう。

オンロードにおいてもバイクを寝かせて休憩するときなど、サドルの傷を気にせずに休憩できる。

サイドプロテクターは、地味にありがたい機能だ。

微妙だった点 ショートノーズが故に、座面の前後移動範囲は少ない

ショートノーズであるため、走行時の座面前後移動範囲は狭い。

ショートノーズは通常のサドルより、35mm全長が短い。

このため、ヒルクライム時はサドルの前側に、平坦では後ろ側に、といった座面の移動範囲が狭くなってしまうのは仕方がないところ。

ただし、あまり座面移動をしない人や、そもそもショートノーズを使用している人であれば、気にならないだろう。

まとめ:プロロゴ ディメンションNDRは、軽量性と快適性を両立したロングライドにおすすめのサドル

今回の記事では極厚パッドを採用した「プロロゴ ディメンションNDR」をレビューした。

  • 長距離サイクリングでも尻が痛くなりにくい
  • パッド厚モデルでありながら軽量
  • 座面が横に広く安定
  • ショートノーズでダンシングしやすい
  • 傷防止のサイドプロテクター

人気のショートノーズで、3mm増量パッドを付したロングライドにぴったりのエンデュランス向きサドルだ。

また、その「快適性」に加え、「軽量性」も両立できる点もありがたい。

気になった方は是非チェックしてみてほしい。

おすすめな人

  • ロングライドやブルベを走る人
  • 尻の痛みに悩んでいる人
  • 快適性を求める初心者や週末サイクリスト
  • ショートノーズタイプのサドルが好きな人

おすすめできない人

  • ライド中の座面前後移動を広く行いたい人
  • この記事を書いた人

ミル

ロードバイク歴9年の週末ソロライダー。 ロングライドが苦手だったが、今はブルベを楽しんでいる。2022年SR取得。 ロングライドに挑戦する人を応援したい。 にほんブログ村

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