- 「ロードバイクのタイヤの寿命、交換時期はどれくらいなのか?」
- 「パンクした時、タイヤの状況によってはタイヤ交換したほうがよい?」
- 「スリップサインて、実際のところ目安になるの?」
「タイヤの寿命」と「タイヤの交換時期」は、どう判断したらよいか分からないと悩んでいないだろうか。
今回の記事ではロードバイク歴10年の筆者が、この悩みを解決する。
「タイヤの寿命はどれくらいか」と「タイヤの交換時期の目安」を解説しよう。
この記事を参考にして、タイヤの交換時期の目安にしてほしい。
この記事でわかること
- ロードバイクのタイヤの寿命
- タイヤの交換目安
- 高性能なおすすめのタイヤ
ロードバイクのタイヤ寿命と交換目安
ロードバイクのタイヤ寿命と交換する目安は、次の場合としよう。
タイヤ寿命と交換目安
- 走行距離・・・3000~5000km走った時(もしくはスリップサインがなくなる前)
- 使用期間・・・1年間使用した時
- タイヤ損傷・・・パンクなどで穴が開いた時
それでは1つずつ見ていこう。
ロードバイクタイヤの寿命①走行距離3000〜5000km
「走行距離3000~5000km」が、ロードバイクのタイヤの寿命だ。
なぜ走行距離によって目安が決められるかというと、走行することでタイヤは「摩耗」するから。
この「走行距離3000~5000km」とは、各メディアで一般的に言われている距離によるタイヤ交換の目安となっている。(タイヤメーカー側は距離による目安はあまり提示していないようだ)
例えば、年間走行距離が5000kmの人は年に1回交換、10000km走る人は2回か3回は交換すればよい。
よって、そのタイヤを使い始めて3000~5000km走った際にタイヤの寿命と考え、交換時期の目安としてほしい。
特にローラー台を使用している場合、タイヤの摩耗が大きい。タイヤが台形に摩耗するので、実走とローラーのタイヤを兼用している人は摩耗には注意したい。
ロングライドの距離を伸ばすためのポイントはこちらの記事で解説している。
スリップサイン はあくまで参考程度に
ロードバイクのタイヤ表面にある くぼみ=スリップサイン はあくまで参考程度に考えよう。
なぜなら、私の経験では5000km走っても溝は残っているからだ。
どの程度摩耗しているかなと日々の点検材料としてとらえておこう。
よって、スリップサインがなくなる前に5000㎞に到達するのものなので、スリップサインはあくまで参考程度にチェックしよう。
ロードバイクタイヤの寿命②1年間使用した時
ロードバイクのタイヤは走行頻度に関わらず「1年間使用したら寿命」と考えよう。
なぜなら、タイヤはゴムでできているため、走っていなくても経年劣化するからだ。
たとえば、自動車のタイヤであっても同様に数年でタイヤ交換を推奨している。
1年ほど使用したタイヤ表面は、上の写真のように細かいひび割れが見られるようになる。
よって、タイヤは「1年使用したら寿命」と考え交換しよう。
私はシーズンはじめの春に交換している。
雪解け直後は路上に小石なども多くタイヤが傷つきやすいから、道路がきれいになった5月頃の交換が多い。
ロードバイクタイヤの寿命③パンクして穴が開いた時
タイヤが損傷した時、特に「パンクしてタイヤに穴が開いた時」は寿命と判断し交換しよう。
なぜなら、タイヤに穴が開いたまま走っていまうと、その穴から異物がチューブを貫通しパンクしやすいからだ。
- サイドカットしている
- 穴が空いている
- ケーシングの繊維が露出している
上記のような場合、特にチューブが見えてしまうようなパンクでは必ずタイヤ交換したい。
よって、タイヤが損傷してしまったとき、とくにパンクしてタイヤに穴が開いている場合はすぐに交換しよう。
関連して、パンク修理の方法やオススメ修理キットについては、こちらの記事で紹介しているので参考にしてほしい。
高性能なおすすめのロングライドタイヤ3選
それでは、タイヤ寿命に達し、交換の際におすすめしたい高性能なロードバイクタイヤを3つ紹介しよう。
おすすめタイヤ①「Continental GrandPrix 5000」:レースからロングライドまで使える万能タイヤ!
おすすめタイヤの1つ目は「Continental GrandPrix 5000」だ。
言わずと知れた定番かつ一番人気のロードバイクタイヤ。
パンク耐性に定評があり、軽量かつ十分なグリップ性能を有することからレースからロングライドまで幅広く使える。
まさに万能のロードバイクタイヤといってよいだろう。
Continental GrandPrix 5000
- 定番かつ人気のタイヤ
- パンク耐性が高い
- 乗り心地がよい(少し硬め)
- 軽量である
- Amazonなどでも購入でき、入手性もよい
軽量でパンク耐性が高いタイヤを探している人は、ぜひ「Continental GrandPrix 5000」を試してほしい。
軽快な走行感としっかりしたグリップ、さらにパンクもしにくく快適にライド出来るタイヤだ。
おすすめタイヤ②「Panaracer グラベルキング F728-GK」:パンク耐性を重視!ロングライドにぴったりのタイヤ!
おすすめのタイヤ2つ目は、「Panaracer グラベルキング F728-GK」。
こちらのタイヤは、国産メーカーのPanaracerから発売されている「舗装路から未舗装路まで自由に快適に走りたいサイクリストのために作られたグラベルキングのクリンチャータイヤ。」が売り文句のタイヤだ。
Panaracer グラベルキング F728-GK
- 国産メーカーPanaracer
- パンク耐性が最高レベル
- ほどほどの重量と転がり
- 国産タイヤで入手性もよい
上の「Continental GrandPrix 5000」よりさらにパンク耐性を重視したい人には、こちらのグラベルキングがおすすめ。
重量や転がりは「Continental GrandPrix 5000」に劣るものの、ロングライドにはぴったりの商品。
おすすめタイヤ③「Panaracer AGILEST (アジリスト)」:国産の最新設計タイヤ!軽量でありながらバランスの取れた製品!
おすすめのタイヤ3つ目は、「Panaracer AGILEST (アジリスト)」。
国産メーカーのPanaracerから発売されている、圧倒的な転がりの軽さを保持しながら、高い耐パンク性能とグリップ力、しなやかさをも同時に実現する究極のバランス『Panaracer Ratio』を体現するスタンダードモデル。
Panaracer AGILEST (アジリスト)
- 国産メーカーPanaracer
- 転がり抵抗が少ない
- 重量、耐パンク性能、グリップとバランスの取れたタイヤ
- 国産タイヤで入手性もよい
軽量を求めるなら、こちらのAGILEST (アジリスト)がおすすめ。
Continental GrandPrix 5000よりも軽量だ。(なんと、23Cで180g)
しかし、重量や耐パンク性能、グリップといった性能もバランスよく設計されていて、おすすめのタイヤだ。
ロングライドにおすすめのタイヤ
こちらの記事ではロングライドやブルベにおすすめのロードバイクタイヤを紹介している。
軽量でありながら耐パンク性能に優れたタイヤを選抜した。
上で紹介した3つのタイヤ以外にも、様々なタイヤメーカーの製品を紹介している。
気になる方はぜひチェックしてみてほしい。
よくある質問|ロードバイクのタイヤ寿命と交換時期
よくある質問①:タイヤ寿命はどう考えたらいい?
ロードバイクのタイヤの寿命は、「3000km以上」走行したとき。
走行によってタイヤ表面が摩耗してしまうからだ。
または、タイヤはナマモノであるから「1年以上使用」した場合も劣化が進んでいることから交換しよう。
よくある質問②:3000km以上走行しているが、まだまだ使えるのでは?
確実にタイヤは摩耗しているので交換したい。
それでも迷っている場合、「スリップサイン」がまだ残っているか、「ひび割れ」がないか、も基準に交換時期を考えよう。
よくある質問③:どのタイヤに交換すればいいか悩んでいる
「Continental GrandPrix 5000」が一番オススメ!
耐久性も高めで、なおかつ軽量・グリップ性もよくバランスの取れたタイヤだ。
Amazonや楽天などネットショッピングで、店頭価格よりかなり安く購入できる。
まとめ:ロードバイクのタイヤ寿命は、3000km以上もしくは1年使用した際に交換しよう!
今回はロードバイクのタイヤの寿命と交換時期の目安を紹介した。
走行距離やタイヤの損傷を確認し、長くても1年間使用した場合には交換したい。
タイヤ寿命と交換目安
- 走行距離・・・3000~5000km走った時(もしくはスリップサインがなくなる前)
- 使用期間・・・1年間使用した時
- タイヤ損傷・・・パンクなどで穴が開いた時
そして、高性能なおすすめのロードバイク用タイヤを3種類紹介した。
どのタイヤも定評があり安心して走れる高性能タイヤだ。
まだ使ったことのない人は、ぜひ次回のタイヤ交換時に使用してみてほしい。
タイヤはロードバイクが路面と接触する唯一の重要なパーツである。
今回紹介したタイヤ寿命と交換時期の目安を参考にし、安全なライドを楽しんでほしい。