今回の記事はGarmin(ガーミン)のスマートウォッチ「Garmin VENU2」のレビュー。
近年Garminのスマートウォッチがとても人気だ。
数あるGarminのスマートウォッチのなかから「VENU2」を購入した。
日常からビジネスシーン、もちろんロードバイクでも使用し非常に満足度が高く、買ってよかった。
今回は「VENU2」を選んだ経緯と、実際に使用したレビューを紹介する。合わせて後継機種「VENU3」も比較紹介する。
「Garmin VENU2/2S」、「Garmin VENU3/3S」を検討している人は、ぜひ最後までチェックしてみてほしい。
おすすめな人
- 様々なシーンで使えるスマートウォッチを探している人
- 他メーカーにはない「ボディバッテリー」機能が欲しい人
- ロードバイクで心拍数計の装着する面倒さから解放されたい人
- バッテリーの持ちがいいスマートウォッチを探している人
- GarminConnectでライフログを含め一括管理したい人
おすすめできない人
- スマートウォッチの操作性を重視する人
Garmin VENU2の仕様・比較と購入経緯
まず、「Garmin Venu2」の仕様をみていこう。
Garmin VENU2の「仕様・比較」
「Garmin VENU2/2S」と後継機種「Garmin VENU3/3S」の仕様は以下のとおり。
それぞれに機能が同じコンパクトサイズの「S」がある。(サイズとバッテリー駆動時間の違いのみ)
VENUシリーズ | VENU 2/2S | VENU 2 PLUS | VENU 3/3S |
---|---|---|---|
ディスプレイサイズ | 1.3/1.1インチ | 1.3インチ | 1.4インチ |
解像度 | 416×416/360x 360ピクセル | 416×416ピクセル | 454×454ピクセル |
ディスプレイタイプ | AMOLED | AMOLED | AMOLED |
重量 | 49g/38.2g | 51g | 47g |
防水等級 | 5 ATM | 5 ATM | 5 ATM |
稼働時間 | 11日間/10日間 | 9日間 | 14日間 |
「VENU2 PLUS」は、マイク・スピーカー搭載による通話対応と、右側面に音声アシスタントボタン追加。これらの機能が不要であれば、筆者のように「VENU2」でOK。
Garmin VENU2の「機能」
「Garmin VENU2」の主な機能は以下のとおり。
- 25種類以上のアクティビティ対応
- 光学式心拍数計(EDGEへの転送モードあり)
- ボディバッテリー機能
- 血中酸素トラッキング
- ストレスレベル計測
- 呼吸数計測
- 睡眠モニタリング(スコアや時間、質の評価)
上記は一部の機能でしかないが、スマートウォッチとして十分な機能を有している。
特にボディバッテリー機能(現在のエネルギーレベルを5~100で評価)は、AppleWatchなどにはないGarmin独自の機能。
最新モデル「Garmin VENU3」との比較
「VENU3」は後継機種で2024年時点でVENUシリーズの最新モデル。「VENU2」との主な機能の違いは、以下のとおり。
- 光学式心拍計が第5世代で精度向上
- 睡眠コーチ機能が追加
- 画面が1.3→1.4インチに大きくなった
- バッテリー駆動時間が11時間→14時間に拡張
「VENU2」と「VENU3」の実売価格差は1万円ちょっとなので、予算が許せば正統進化された「VENU3」を買っておけば間違いない。
購入経緯
ロードバイクで使いたい、さらに日常からビジネスシーンまで幅広く使えるデザイン・機能のスマートウォッチを検討。
初めてのスマートウォッチで、価格的にも5万円以下で手ごろであった。(普段アナログ時計もしていなかったので、使い続けられるか不安もあった)
サイコンはGarminEDGEを使用しているため、GarminConnectアプリで一括管理も可能なことも購入を決めたポイント。
Garmin VENU2のレビュー
それでは「Garmin VENU2」のレビューを紹介していこう。
- ライフログで身体の状態を可視化
- ロードバイクで、心拍数転送モードが便利
- Garmin独自のボディバッテリー機能搭載
- 日常からビジネス、スポーツまで使える機能性とデザイン
- 最大11日間のロングバッテリー
VENU2 良かった点①ライフログで身体の状態を可視化
ライフログとして以下の機能を重宝している。
- ストレス計測
- 心拍数計測
- 睡眠モニタリング
- 歩数計
睡眠モニタリングは、自宅以外での宿泊時や、飲酒によって質が損なわれることが分かった。
上記の場合、ストレス計測も睡眠中に大きな値となっていて、生活習慣の改善を気にしやすくなった。
歩数計は少し多めに出てしまうものの、ある程度の目安として計測を継続している。
なお、サイコンGarminEDGEでロードバイクのログをアップロードすると、その間のストレスやボディバッテリーを考慮してくれる。(運動中のデータとして扱う)
このように、ライフログとしての機能が備わっていて頼れるスマートウォッチである。
VENU2 良かった点②ロードバイクで心拍数転送モードが便利
ロードバイクのライドでは心拍数転送モードを活用していて、これがかなり便利。
なぜなら、ライドの準備の手間がひとつ減ったから。
これまでは、胸バンドや腕バンドなどの心拍計測センサーをライドの都度、装着していた。
普段から装着している「VENU2」をそのまま心拍センサーとして、EDGEに転送できる。
インターバルのトレーニングやレースでなければ精度に影響ないし、バッテリーも20時間使って15%程度の減りなので気にしなくてよい。
心拍数センサーの置き換えとしても「VENU2」はおすすめだ。
VENU2 良かった点③Garmin独自のボディバッテリー機能搭載
Garmin独自のボディバッテリー機能が面白い。
睡眠の質によって回復幅が変わり、ストレスや心拍の変化によって消費される。
その日の活動幅や体調の目安として使用したり、疲れているなと思った日にボディバッテリーの値が低いと納得しやすい。
ボディバッテリー機能によって、その日の活動内容の参考にしたり、回復しやすい生活習慣に見直すことができる。
VENU2 良かった点④日常からビジネス、スポーツまで使える機能性とデザイン
どんなシーンでも使えるデザイン性もよかった。
シンプルで主張しないデザインの「VENU2」。
筆者は入浴時を除いて、常に装着している。
機能的にも25種類以上のスポーツアクティビティに対応しているので、様々な運動においてもログを記録できる。
ライフログを計測するには、なるべく装着していないと意味がないので、日常でもビジネスでも使えるデザインは大切。
VENU2 良かった点⑤最大11日間のロングバッテリー
1週間以上、無給電で使い続けることができる。
スマートウォッチの充電を頻繁にしなければいけないのは、正直メンドクサイ。
「VENU2」なら、GPS機能を使用しないライフログだけであれば、仕様のとおり11日間程度はバッテリーが持つことを確認した。
つまり、一日当たり約9%のバッテリーの減り。
他のスマートウォッチ、例えばAppleWatchだと1日1回の充電が目安。これが「VENU2」だと11日間に1回。
ちなみに充電時間も1時間程度でほぼ満充電できるので、入浴中などで十分。
よって、他メーカーのスマートウォッチに比べてロングバッテリーなことも良かった点のひとつだ。
VENU2 微妙だった点 使いづらいインターフェイスは改善の余地あり
Garminのスマートウォッチは、ユーザーインターフェースが使いづらいのがデメリット。
特に設定画面まで行くのに物理ボタンの長押しも必要であるとか、ショートカットの右スワイプは設定できないとか。
タッチ操作も面倒なので、各計測値が確認可能なウォッチフェイスにしている。
とはいうものの、設定をいろいろ変更するのは購入時くらいなので、ほとんど操作することはない。
心拍転送モードへの移行以外は、ただ装着しているだけなので、操作性の不便さはあまり気になっていない。
まとめ:Garmin VENU2は、様々なシーンで使えるオールマイティなスマートウォッチ
今回の記事ではGarmin製のスマートウォッチ「Garmin VENU2」をレビューした。
- ライフログで身体の状態を可視化
- ロードバイクで、心拍数転送モードが便利
- Garmin独自のボディバッテリー機能搭載
- 日常からビジネス、スポーツまで使える機能性とデザイン
- 最大11日間のロングバッテリー
「VENU2」は様々なシーンで使えるデザイン性・機能性と、数あるスマートウォッチの中でもロングバッテリーな機種だ。
特にサイコンをGarmin製のEDGEを使用している方は、GarminConnectアプリで一括管理できて便利。
現在は後継機種の「VENU3」が発売されていて、1万円程度とそれほど実売価格差もないので、そちらがおすすめ。
オールマイティなGarmin製スマートウォッチ「VENU2」「VENU3」、気になった方は是非チェックしてみてほしい。
おすすめな人
- 様々なシーンで使えるスマートウォッチを探している人
- 他メーカーにはない「ボディバッテリー」機能が欲しい人
- ロードバイクで心拍数計の装着する面倒さから解放されたい人
- バッテリーの持ちがいいスマートウォッチを探している人
- GarminConnectでライフログを含め一括管理したい人
おすすめできない人
- スマートウォッチの操作性を重視する人
後継機種で最新の「VENU3」はこちら。