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【買って後悔?】エンデュランスロードバイク|向いている人と購入のポイント3つ

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  • エンデュランスロードを買って後悔しないか不安
  • エンデュランスロードが欲しいけど、後悔しないポイントは?

上記のような悩みを解決する。

エンデュランスロードバイクは、長距離のライドや快適な走行を目的とした自転車だ。

しかし、購入後に後悔することも少なくない。

「レース志向の友人に置いていかれた」「思ったよりスピードが出なくてがっかり」そんな後悔をしないために、本記事ではエンデュランスロードの向き・不向きを徹底解剖。

筆者はロードバイク歴10年で、エンデュランスロードもレースモデルも両方を乗り継いできた。

あなたのライドスタイルに最適な一台を見つけるための、具体的なチェックポイントを解説しよう。

この記事でわかること

  • エンデュランスロードが向いてる人
  • エンデュランスロード購入で交換しないためのポイント3つ

エンデュランスロードバイクとは?

筆者が乗っていたエンデュランスロード「ラピエール パルシウム」

そもそもエンデュランスロードは、どんな特徴のロードバイクだろうか。

エンデュランスロードは、「快適な乗り心地」と「長距離走行に適した設計」に特化したロードバイクだ。

主に以下のような特徴がある。

エンデュランスロードの特徴

  • 快適なフレーム設計:振動吸収性が高い。
  • ジオメトリ:リラックスしたポジションを取れる。
  • タイヤの太さ:広いタイヤクリアランスがあり、快適な乗り心地を実現。

レースモデルと比較して、長距離を楽に安定して走ることを目的としたロードバイクだ。

エンデュランスロードを買って後悔する人

エンデュランスロードか、レースモデルか、どっちが向いている?

エンデュランスロードがどんな人に向いているのか。または、レースモデルが向いている人はどんな人か。

エンデュランスロードが向いている人

  • 長距離走行をする人
  • アップライトなポジションで楽に長時間走りたい人
  • 振動吸収性を求める人

レースモデルが向いている人

  • 速さを重視する人
  • 深い前傾姿勢で空気抵抗少なく走りたい人
  • 重量が軽く、機敏な動きを求める人

エンデュランスロードを買って後悔する人

よって、以下のような人はエンデュランスロードを買って「後悔」する可能性がある。

エンデュランスロード後悔する人

  • 長距離をあまり走行しない人
  • 速さ、機敏な動きを求める人
  • 軽いロードバイクが欲しい人

また、レースモデルの方がハンドル落差多く取れるジオメトリであり、エンデュランスロードと比較して高速走行に最適化されている。

また、ケーブル内装モデルが多く、ハンドル落差が大きいことから「見た目のかっこよさ(デザイン面)」もレースモデルの方が有利だ。(もちろん主観によるが)

エンデュランスロードとレースモデルの比較

では、エンデュランスロードとレースモデルを比較してみよう。

特徴で比較!あなたに合うのとどっち?

それぞれのロードバイクが持つ「思想」や「得意なこと」を比較してみよう。

あなたがロードバイクに何を求めるかで、どちらが向いているかが見えてくる。

項目エンデュランスロードレースモデル
コンセプト快適に、遠くまでより速く、高みへ
ライディングポジションアップライト(上体が起き気味):首や腰への負担が少ないリラックスした姿勢。アグレッシブ(深い前傾姿勢):空気抵抗を削減し、力を入れやすい戦闘的な姿勢。
乗り心地非常に良い:太いタイヤと振動吸収機構で、路面からの衝撃をいなす。硬め・ダイレクト:路面状況が分かりやすく、機敏な操作が可能。快適性は二の次。
ハンドリング穏やか・安定的:直進安定性が高く、長距離でも疲れにくい。クイック・鋭敏:ライダーの操作に素早く反応。レース中のライン取りに有利。
反応性マイルド:急な加速はやや苦手だが、巡航速度の維持は得意。高剛性・高反応:踏んだ力がダイレクトに推進力に変わり、鋭く加速する。
得意なコース・走り方ロングライド、ブルベ、荒れた舗装路、サイクリングレース、ヒルクライム、クリテリウム、綺麗な舗装路での高速走行

ジオメトリとスペックの違い

次に、具体的な人気モデルの数値(ジオメトリ)を見てみよう。特に「スタック」と「リーチ」は、ライディングポジションを決める重要な指標だ。

モデル (タイプ)スタック (Stack)リーチ (Reach)ホイールベース
Trek Domane (エンデュランス)575 mm (高い)374 mm (短い)1010 mm (長い)
Trek Émonda (レース)541 mm (低い)386 mm (長い)983 mm (短い)
Specialized Roubaix (エンデュランス)585 mm (高い)376 mm (短い)1005 mm (長い)
Specialized Tarmac (レース)544 mm (低い)387 mm (長い)978 mm (短い)
Trek / Specializedのエンデュランスロードとレースモデルのジオメトリ比較表(サイズ54)
  • スタック (Stack): 高いほどハンドル位置が高くなり、上体が起きた楽な姿勢になる。
  • リーチ (Reach): 短いほどハンドルが近くなり、コンパクトで楽な姿勢になる。
  • ホイールベース (Wheelbase): 前輪と後輪の距離。エンデュランスロードは長く、直進安定性が高まり、長距離でもふらつきにくく安定した走り心地になる。

つまり、エンデュランスロードは「スタックが高く、リーチが短い」傾向にある。

この数値の違いが、エンデュランスロードの「快適性」とレースモデルの「機敏さ」を生み出す設計思想の根幹となってる。

レースモデルの購入と迷っている人はこちらの記事で比較しているので参考にしてほしい。

エンデュランスロード購入で後悔しないためのポイント3つ

エンデュランスロードを購入を考えている人は以下のポイントを押さえよう。

目的に合った選択をする

レース志向ではなく、長距離ツーリングや通勤に使用する場合にエンデュランスロードは最適

速度を優先するか、快適性を優先するかを考えてみよう。

まずは、自分の目的を明確にすることが重要だ。

週末ライダーやブルベライダー、通勤用であればエンデュランスロードがおすすめ。あと、初心者の初めの一台にも最適!

試乗をする

試乗して実際の乗り心地を確認することが大切

エンデュランスロードの特徴でもある快適さや、アップライトなジオメトリから得られるフィット感を確認しよう。

大手サイクルショップの試乗会や、メーカーのレンタルプログラムを利用しよう。試乗時には、①20km/h程度の巡航時の快適性、②短い坂でのダンシングのしやすさ、③乗り降りのしやすさ、の3点を確認するのがおすすめ。

とはいえ、実際に試乗会に参加しにくい方もいるだろう。本記事で解説するレースモデルとエンデュランスロードの比較を確認して理解したうえで購入するのもよいだろう。

メンテナンスの容易さ

日常のメンテナンスが容易なモデルを選びたい。

特にエンデュランスロードならではの各メーカー独自の振動吸収構造は、複雑でユーザーメンテナンスが困難なものもあるので注意したい。

例えば、TREKのIsoSpeedやSpecializedのFuture Shockは快適性に大きく貢献するが、専用パーツが多くセルフメンテナンスの難易度が高い。自分のメンテナンススキルと相談する、もしくはショップに任せよう。

後悔しないエンデュランスロードおすすめ5選

各社、エンデュランスロードは「独自の振動吸収構造」を搭載している。

  • SPECIALIZED(スペシャライズド):Future Shock
  • TREK(トレック):IsoSpeed など

こちらの記事でおすすめのエンデュランスロードを5つ紹介している。

エンデュランスロードの特徴を理解して購入すれば、どれも高性能で買って後悔しないモデルだ!

乗り心地を改善する方法|エンデュランスロード乗り換えで後悔しないために!

エンデュランスロードが気になっている人で、今乗っているロードバイクの「乗り心地」が良くないからといった理由の人も多いだろう。

エンデュランスロードに乗り換えしなくても、ロードバイクの乗り心地を改善し、快適性を向上させることが可能だ。

こちらの記事では、今のロードバイクの乗り心地を改善する方法を8つ紹介している。

まずは、この記事の方法を試してみてはいかがだろうか。

よくある質問

エンデュランスロードでレースに出れますか?

ホビーレースであれば十分楽しめる。ただし、上位入賞を狙うならレースモデルに分があります。

エンデュランスロードはレースモデルと比較して、重量は重く、加速性もまずまず。軽量がタイムに直結するヒルクライムや、加速の多いクリテリウムはレースモデルがやっぱり有利。

レースモデルとの主な違いってなに?

簡単に言えば、速さを求めるならレースモデル、快適性を求めるならエンデュランスロードだ。

それぞれの特徴や違いは下記表を参照しよう。

項目エンデュランスロードレースモデル
コンセプト快適に、遠くまでより速く、高みへ
ライディングポジションアップライト(上体が起き気味):首や腰への負担が少ないリラックスした姿勢。アグレッシブ(深い前傾姿勢):空気抵抗を削減し、力を入れやすい戦闘的な姿勢。
乗り心地非常に良い:太いタイヤと振動吸収機構で、路面からの衝撃をいなす。硬め・ダイレクト:路面状況が分かりやすく、機敏な操作が可能。快適性は二の次。
ハンドリング穏やか・安定的:直進安定性が高く、長距離でも疲れにくい。クイック・鋭敏:ライダーの操作に素早く反応。レース中のライン取りに有利。
反応性マイルド:急な加速はやや苦手だが、巡航速度の維持は得意。高剛性・高反応:踏んだ力がダイレクトに推進力に変わり、鋭く加速する。
得意なコース・走り方ロングライド、ブルベ、荒れた舗装路、サイクリングレース、ヒルクライム、クリテリウム、綺麗な舗装路での高速走行

まとめ:エンデュランスロードを買って後悔する人!買うなら確認したい購入のポイント!

今回の記事ではエンデュランスロードを買って後悔する人を解説した。

エンデュランスロード後悔する人

  • 長距離をあまり走行しない人
  • 速さ、機敏な動きを求める人
  • 軽いロードバイクが欲しい人

また、エンデュランスロード購入のポイント3つも紹介した。

エンデュランスロード購入のポイント

  • 目的に合った選択をすること
  • 試乗をすること
  • メンテナンス性を確認すること

エンデュランスロードは、その特徴から多くのライダーにとって理想的な選択となり得るロードバイクだ。

しかし、エンデュランスロード購入前に自分の目的や使用環境をよく考えることが大切。

この記事で紹介したポイントを参考にして、後悔しないエンデュランスロードバイク選びをしよう。

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  • この記事を書いた人

ミル

ロードバイク歴10年の週末ソロライダー。 ロングライドが苦手だったが、今はブルベを楽しんでいる。2022年SR取得。 ロングライドに挑戦する人を応援したい。 にほんブログ村

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