- ロングライド・ブルベに適したタイヤが知りたい
- いろんなメーカーがあって悩んでいる
- ブルベでも使用できるタイヤが欲しい
「ロングライド後半の疲労感が辛い」「パンクリスクが怖くて下りを攻められない」など、タイヤ選びに悩んでいないだろうか。
今回の記事はロードバイクの「ロングライド・ブルベにおすすめのタイヤ5選」を紹介する。
筆者はロードバイク歴10年で、ロングライドを中心に200km以上を走るブルベにも参加しSRも取得済み。
さまざまなロングライド向きタイヤを試した筆者が、使ってみて良かったタイヤをいくつか紹介しよう。
タイヤの選考基準
- 耐パンク性能: 何よりも優先すべき安心感
- 乗り心地: 長距離での疲労を軽減する快適性
- 転がり抵抗: より少ない力で進むための巡航性能
- グリップ性能: コーナリングやウェット路面での安全性
- 入手性・コスト: 手に入れやすさと価格のバランス
さまざまなメーカーのラインナップから、「長距離向けのタイヤ」を厳選した。
どれも定番かつ人気製品なので、好みに合わせて検討してほしい。
この記事を最後まで読めば、あなたに最適なロングライド・ブルベに適したタイヤが見つかる!
この記事でわかること
- 「ロングライド・ブルベ」に適したタイヤ
- 「耐パンク性能」に優れ、かつ「軽量」なタイヤ
- 迷ったらコレ!筆者おすすめのロングライド向けタイヤ
【筆者おすすめ】総合力No.1万能ロングライド向けタイヤ

さっそくだが、筆者が実際に使用を続けている一番おすすめのロングライド向けタイヤを紹介しよう。
筆者はブルベでSR取得、普段からロングライドを主に走っている長距離好きだ。
迷っている方はとりあえずコレを使えばOK。
筆者おすすめタイヤ①「Continental GrandPrix 5000」:レースからロングライドまで使える万能タイヤ!迷ったらコレでOK!

筆者の一番おすすめのタイヤは「Continental GrandPrix 5000」だ。
- ブランド:Continental(コンチネンタル)
- シリーズ:GrandPrix 5000
- 重量:23C/200g 25C/225g 28C/240g
- カラー :2種類(Black/Trasparent skin)
ロングライドでも安心できるパンク耐性と、軽量かつ十分なグリップ性能を有することからレースからロングライドまで幅広く使える。
まさに万能のロードバイクタイヤといってよいだろう。
もし、どのタイヤにするか迷っているなら、この「Continental GrandPrix5000」を選べば間違いない。
インプレッション
筆者もメインで愛用しているが、その魅力は漕ぎ出しの軽さと巡航速度の維持のしやすさにある。
路面のインフォメーションをダイレクトに伝えてくる少し硬めの乗り心地は、バイクをコントロールしている感覚を研ぎ澄ませてくれる。
一方で、荒れたアスファルトが続く道では微振動が気になることも。
しかし、それを補って余りある走行性能の高さは、ロングライドの平均速度を確実に引き上げてくれること間違いなし。
- ◎メリット
- 圧倒的に低い転がり抵抗
- 信頼性の高い耐パンク性能
- シャープで軽快な走行フィーリング
- △デメリット
- 乗り心地がやや硬めに感じる場合がある
- 他のタイヤに比べて価格が高め
軽量でパンク耐性が高い万能タイヤを探している人は、ぜひ「Continental GrandPrix 5000」を試してほしい。
軽快な走行感としっかりしたグリップ、さらにパンクもしにくく快適にライド出来るタイヤだ。
このタイヤがおすすめな人
- 速さ、軽さ、耐パンク性能など、あらゆる性能で妥協したくないオールラウンダー
- レース参戦から週末のロングライドまで、1本のタイヤで幅広く対応したい人
- 予算より性能を重視し、「最高の定番品」を使いたい人。
サイドカラーがスキン(ブラウン色)のものもある。好みに合わせて選ぶと良い。
ロングライド・ブルベにおすすめのタイヤ

その他のメーカーのロングライドにおすすめのタイヤを紹介しよう。
どれも人気で定番なので、信頼のできるタイヤばかりだ。
タイヤ名 | 重量(28c) | 耐パンク性 | 乗り心地 | 転がり抵抗 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|---|
Continental GP5000 | 240g | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 性能で妥協したくない万能派 |
Panaracer AGILEST | 210g | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | 軽さと転がりを重視する人 |
Panaracer GRAVELKING | 250g | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 荒れた路面も走る人 |
Vittoria CORSA CONTROL | 280g | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 極上の乗り心地を求める快適性重視派 |
Pirelli P ZERO RACE 4S | 250g | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ウェット性能とグリップを求める安定志向派 |
おすすめロングライド向けタイヤ②「Panaracer AGILEST (アジリスト)」:国産の最新設計タイヤ!軽量でありながらバランスの取れた製品!

おすすめのタイヤ2つ目は、「Panaracer AGILEST (アジリスト)」。
- ブランド:Panaracer
- シリーズ:AGILEST
- 重量:23C/180g 25C/190g 28C/210g
- カラー :4種類(ブラック、スキン、レッド(25Cのみ)、ブルー25Cのみ))
国産メーカーのPanaracerから発売されている、圧倒的な転がりの軽さを保持しながら、高い耐パンク性能とグリップ力、しなやかさをも同時に実現する究極のバランス『Panaracer Ratio』を体現するスタンダードモデル。
- ◎メリット
- クラス最軽量レベルの重量で、漕ぎ出しや登りでの加速が非常に軽快になる
- しなやかなケーシングが生み出す、路面に追従するような快適な乗り心地
- 信頼の日本製でありながら、比較的手に入れやすい価格設定
- △デメリット
- 軽量性を重視しているため、耐パンク性はGP5000などのタフなモデルに一歩譲る
- 耐摩耗性は標準的で、シビアなライダーにとっては寿命が短く感じる可能性がある
軽量を求めるなら、こちらのAGILEST (アジリスト)がおすすめ。
Continental GrandPrix 5000よりも軽量だ。(なんと、23Cで180g)
しかし、重量や耐パンク性能、グリップといった性能もバランスよく設計されていて、おすすめのタイヤだ。
このタイヤがおすすめな人
- ヒルクライムやアップダウンの多いコースを好む、軽量化志向のクライマー
- 軽快でキビキビとした反応性の良い走りを求めるライダー
- 日本のメーカーを応援したい、コストパフォーマンスを重視する人。

より耐パンク性能を重視したい方は、「AGILEST DURO」がよいだろう。
AGILEST DUROは耐久性重視モデルで新開発の「Tough & Flex Super Outer Shield」により耐パンク性能に長けている。
通常のAGILESTに比べ重量が重くなるが、それでも「Continental GrandPrix 5000」と張り合うレベルで軽い。
おすすめロングライド向けタイヤ③「Panaracer グラベルキング F728-GK」:パンク耐性を重視!ロングライドにぴったりのタイヤ!

おすすめのタイヤ3つ目は、「Panaracer グラベルキング F728-GK」。
- ブランド:Panaracer
- シリーズ:グラベルキング
- 重量:23C/180g 25C/190g 28C/210g
- カラー :4種類(ブラック、スキン、レッド(25Cのみ)、ブルー25Cのみ))
こちらのタイヤは、国産メーカーのPanaracerから発売されている「舗装路から未舗装路まで自由に快適に走りたいサイクリストのために作られたグラベルキングのクリンチャータイヤ。」が売り文句のタイヤだ。
- ◎メリット
- グラベル(未舗装路)基準の高い耐パンク性と頑丈な作りで、パンクの心配を限りなく減らせる
- マイルドで振動吸収性に優れた乗り心地は、長距離での身体への負担を軽減する
- 舗装路から多少の砂利道まで、道を選ばない走破性
- △デメリット
- レーシングタイヤと比較すると重量があり、転がり抵抗も大きいため、鋭い加速は苦手
- 純粋な舗装路でのスピード感や軽快さでは他のモデルに劣る
とにかくパンク耐性を重視したい人には、こちらのグラベルキングがおすすめ。
重量や転がりは「Continental GrandPrix 5000」に劣るものの、ロングライドにはぴったりの商品。
このタイヤがおすすめな人
- 「絶対にパンクしたくない」という安心感を最優先する人、パンク修理が苦手な人
- 通勤・通学や、路面状況の悪い地域を走ることが多いライダー
- 知らない道への寄り道も楽しむ、冒険心のあるアドベンチャーサイクリスト
おすすめロングライド向けタイヤ④「Vittoria CORSA CONTROL G2.0」:しなやかな乗り心地!未舗装路レースのパリルーベでの実績あり

おすすめのタイヤ4つ目は、「Vittoria CORSA CONTROL G2.0」。
- ブランド:Vittoria(ヴィットリア)
- シリーズ:CORSA CONTROL
- 重量:25C/265g 28C/280g
- カラー :2種類(ブラック、スキン)
このタイヤは石畳の路面で行われるレースでプロに選ばれるほど耐パンク性能に特化したタイヤだ。
コットンケーシングによる「しなやかな」乗り心地に定評がある。
- ◎メリット
- コットンケーシングが生み出す、絹のようにしなやかで極上の乗り心地
- 石畳などの荒れた路面でもしっかりと路面を掴む、卓越したグリップ性能
- 伝統的なアメサイド(タンウォール)の見た目が美しい
- △デメリット
- 重量があり、軽快さよりも安定感重視のキャラクター
- コットンケーシングはデリケートで、水分や汚れにやや気を使う必要がある
軽量さはほどほどだが、乗り心地と耐パンク性能を重視したい方におすすめ。
様々な路面状況や天候に対応できるため、ロングライドにおすすめのタイヤ。
このタイヤがおすすめな人
- 乗り心地の良さと快適性を何よりも重視し、身体への負担を減らしたい人
- クラシカルなクロモリバイクや、バイクの見た目にこだわりたいライダー
- グリップ力を活かして、荒れた路面や下り坂を安定して走りたい人
おすすめロングライド向けタイヤ⑤「Pirelli P ZERO™ RACE 4S」:グリップ性能と耐パンク性能を強化!しかし軽量なオールラウンドタイヤ

おすすめのタイヤ5つ目は、「P ZERO™ RACE 4S」。
- ブランド:Pirelli (ピレリ)
- シリーズ:P ZERO™ RACE 4S
- 重量:23C/205g 25C/220g 28C/250g
- カラー :ブラック
スポーツカーでおなじみの高級タイヤメーカー「ピレリ」の耐パンク性能特化モデル。
ごつごつした路面の突き上げも少なく、もちもちとした乗り心地に定評がある。
- ◎メリット
- ウェットコンディションでのグリップ力に絶大な信頼があり、雨天でも安心して走れる
- 耐パンク性能と耐摩耗性を強化した4シーズンモデルで、タイヤが長持ちする
- グリップ重視モデルながら、走行抵抗は軽く、走りも楽しめる
- △デメリット
- 最高のドライ性能や軽さを追求したモデルではない
- F1ブランドの冠もあり、価格帯は高め
軽量性、乗り心地、耐パンク性能と万能なオールラウンドタイヤ。
そのため他に比べて高価ではあるが、すべての機能に対して高性能を実現した1本。
このタイヤがおすすめな人
- 天候を問わず年間を通して走る、オールウェザーなサイクリスト
- 梅雨時期のライドや、山の天気が変わりやすいブルベに参加するライダー
- コーナリングでの安定性や安全マージンを重視する人
【QA】ロングライド用タイヤ選びで失敗しないためのポイント

Q1. タイヤの太さは25Cと28C、どっちがいい?
A. 迷ったら28Cがおすすめ。
かつては23Cや25Cが主流だったが、現在は28Cがロングライドのスタンダード。
タイヤが太いと、より低い空気圧で運用できるため、乗り心地が格段に向上し、路面抵抗も減少することが分かってる。
これにより長距離での疲労が大幅に軽減される。
軽快感を重視するなら25Cも選択肢だが、ロングライドの快適性を優先するなら28Cを選ぼう。
Q2. クリンチャーとチューブレス、ロングライドにはどっち?
A. 乗り心地と性能ならチューブレス、メンテナンス性ならクリンチャー。
チューブレスは、中のチューブが無いためタイヤがしなやかに変形し、乗り心地と転がり抵抗に優れる。
また、シーラント剤を入れておくことで小さな穴なら自動で塞いでくれる耐パンク性の高さも魅力。
一方、クリンチャーは、出先でのパンク修理が比較的容易で、昔からある安心感がある。
自身のメンテナンススキルと、何を重視するかで選ぼう。
筆者はライド中のパンク処置の手軽さから、クリンチャーをお勧めする。
Q3. タイヤの寿命と交換時期の目安は?
A. 走行距離3,000〜5,000kmが目安だが、見た目での判断も重要。
タイヤの中央が平らになってきた(台形になってきた)、スリップサイン(摩耗限度を示す溝や穴)が見えなくなった、サイドウォールにひび割れや傷が目立つ、といった状態になったら交換のサイン。
タイヤは安全に関わる重要なパーツなので、早めの交換を心がけよう。
以下の記事では、交換時期を詳細に解説しているので参考に。
まとめ:ロングライド・ブルベにおすすめのタイヤ5選

今回はブルベSR取得の筆者が、ロングライド・ブルベに本当におすすめできるロードバイクタイヤ5選を紹介した。
タイヤ名 | 重量(28c) | 耐パンク性 | 乗り心地 | 転がり抵抗 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|---|
Continental GP5000 | 240g | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 性能で妥協したくない万能派 |
Panaracer AGILEST | 210g | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | 軽さと転がりを重視する人 |
Panaracer GRAVELKING | 250g | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 荒れた路面も走る人 |
Vittoria CORSA CONTROL | 280g | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 極上の乗り心地を求める快適性重視派 |
Pirelli P ZERO RACE 4S | 250g | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ウェット性能とグリップを求める安定志向派 |
紹介したタイヤはどれもパンク耐性に優れ、かつ軽量である。
そのため、快適にロングライド・ブルベでライドすることが出来るようになる。
おすすめのロングライド向けタイヤ
- 「Continental GrandPrix 5000」:レースからロングライドまで使える万能タイヤ!迷ったらコレでOK!
- 「Panaracer AGILEST (アジリスト)」:国産の最新設計タイヤ!軽量でありながらバランスの取れた製品!
- 「Panaracer グラベルキング F728-GK」:パンク耐性を重視!ロングライドにぴったりのタイヤ!
- 「Vittoria CORSA CONTROL G2.0」:しなやかな乗り心地!未舗装路レースのパリルーベでの実績あり
- 「Pirelli P ZERO™ RACE 4S」:グリップ性能と耐パンク性能を強化!しかし軽量なオールラウンドタイヤ
その中でも筆者おすすめのロングライド向けタイヤはバランスの取れた万能タイヤ「Continental GrandPrix 5000」だ。
今回の記事を、ロングライド・ブルベ向けタイヤ探しの参考にしてもらえれば幸いだ。
筆者おすすめのグランプリ5000!総合力に優れた万能ロードバイクタイヤは、ロングライド・ブルベにおすすめ!