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【ロードバイクのサングラス】色選びで失敗しない!シーン別おすすめカラー完全ガイド

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ロードバイクを楽しむ上で、サングラスは紫外線や飛来物から目を守る必須アイテムだ。

しかし、レンズの色によって見え方が大きく変わることを知っているだろうか?デザインだけで選んでしまうと、「思ったより路面が見にくい」「トンネルで真っ暗になった」なんてこともあり得る。

実はレンズカラーは、ライドの安全性と快適性を大きく左右する重要な要素なのだ。

この記事では、なぜロードバイク用サングラスのレンズカラー選びが重要なのか、その理由から、快晴、曇天、夜間といったシーン・天候別のおすすめカラー、さらには便利な調光・偏光レンズまで、選び方のポイントを徹底解説する。

あなたに最適な一枚を見つけ、より安全で快適なサイクルライフを送る一助となれば幸いだ。

この記事でわかること

  • サングラスの色の重要性
  • レンズの色がどんなシーン・天候に最適か
  • サングラスの色の失敗しない選び方

なぜロードバイクのサングラスで「レンズの色」が重要なのか?

見た目の好みだけでなく、機能面でレンズカラーが重視されるのには明確な理由がある。

理由1:安全性が格段に向上するから

スピードが出るロードバイクでは、路面状況の的確な把握が事故防止の鍵となる。

レンズカラーにはコントラストを高め、路面の凹凸や障害物を見やすくする効果がある。

また、強い日差しの眩しさを軽減し、視界をクリアに保つことで、危険の早期発見に繋がる。

さらに、トンネルなど明暗差のある場所でも視界を確保しやすくする役割も担う。

理由2:快適性がアップし、目の疲れが減るから

適切なレンズカラーは、目の筋肉の緊張を和らげ、長時間のライドでも疲れにくくしてくれる。

不適切な色や濃さのレンズは、無意識のうちに目に負担をかけ、集中力の低下を招くこともあるのだ。

クリアな視界は、ライディングへの集中力維持にも不可欠である。

曇りや雨の日でも視界を確保できるカラーを選べば、天候に左右されず快適なライドを楽しめる。

理由3:ファッション性も楽しめるから

機能性はもちろん大切だが、サングラスは顔にかけるアクセサリーでもある。

ウェアやバイクとのカラーコーディネートを楽しんだり、お気に入りのデザインを選んだりすることで、ライドへのモチベーションもアップする。

機能性とデザイン性を両立できるのが、ロードバイク用サングラスの魅力の一つなのだ。

【シーン・天候別】ロードバイクのサングラスの色ガイド

では、具体的にどのようなシーンでどの色が適しているのだろうか?

代表的なカラーとその特徴を見ていこう。

快晴・日差しが強い日のレンズカラー

眩しさをしっかり抑え、クリアな視界を確保することが重要だ。

  • グレー系:
    • 色調の変化が最も少なく自然な見え方。光を均一にカットし、目が疲れにくい定番カラー。ロングライドやオールラウンドにおすすめ。迷ったらまずコレを選ぶのが良い。
  • ブラウン・ブロンズ系:
    • コントラストを高め、路面の凹凸や輪郭をシャープに見せる。特に緑が多い山道などで視認性が向上。眩しさもしっかりカットする。
  • グリーン系:
    • 自然な色調に近いまま、ブルーライトをカットしコントラストも適度に向上。目の疲れを軽減する効果も期待できるバランス型。
  • ミラーレンズ:
    • ベースカラー(グレー等)に鏡面加工を施したもの。強い日差しを効果的に反射し、眩しさ対策に非常に有効だ。見た目も良い。ただし、トンネル内などでは暗く感じやすい点に注意が必要だ。

曇り・夕暮れ時のレンズカラー

光量が少ない状況では、視界を明るくし、コントラストを高めるカラーが役立つ。

  • イエロー・オレンジ系:
    • ブルーライトをカットし、コントラストを大幅に向上させる。視界が明るくシャープになり、薄暗い状況でも物の輪郭が際立つ。ただし色調変化は大きい。
  • ピンク・ローズ系:
    • コントラストを高め、視界を明るくする。イエロー系より色調変化は穏やか。曇天や林道などで奥行き感を出しやすい。

雨天・夜間のレンズカラー

光量を落とさず、目を保護することが最優先だ。

  • クリア系:
    • 色が付いていない透明レンズ。光量を落とさず、紫外線(要UVカット機能確認)、雨、風、飛来物から目を守る。夜間走行や悪天候時の必須アイテムと言える。
  • 薄いイエロー系:
    • クリアに近い明るさで、わずかにコントラストを高める効果も。夜間の対向車のライトの眩しさを少し和らげる効果が期待できる場合もある。

特殊機能レンズも選択肢に

より高度な機能を持つレンズも便利だ。

  • 調光レンズ:
    • 紫外線の量に応じてレンズの色の濃さが自動で変化する。明るい場所では濃く、暗い場所では薄くなるため、レンズ交換不要で様々な状況に対応可能だ。非常に便利だが、色の変化には少し時間がかかる。
  • 偏光レンズ:
    • 路面や水面からの乱反射(ギラつき)をカットする特殊フィルター付き。照り返しを劇的に抑え、クリアな視界を実現する。特に濡れた路面や水辺で効果を発揮する。ただし、スマホ等の液晶画面が見えにくくなることがある。

ロードバイク用サングラス レンズの色選びのポイント

数ある選択肢の中から、自分に最適なレンズの色(レンズカラー)を見つけるためのポイントを整理する。

主な走行シーンを考える

自分が最もよく走る時間帯(日中、早朝・夕方、夜間)や天候(晴れ、曇り、雨)、場所(市街地、山道、海沿い)を考慮することだ。

それによって、基本となるレンズカラーや、必要であれば交換用レンズ、あるいは調光レンズといった選択肢が見えてくる。

重視する機能(見え方)を決める

「とにかく眩しさを抑えたい」「路面の凹凸をしっかり見たい」「自然な色で見たい」「目の疲れを軽減したい」など、自分がサングラスに求める最も重要な機能を明確にすることだ。

それによって、適したレンズカラーや、偏光機能の有無などが絞り込める。

予算とデザインも考慮する

レンズの種類(特に調光・偏光)やブランドによって価格は大きく異なる。

予算内で最適な機能を持つものを選ぶのが良い。

また、長時間身につけるものなので、自分の顔にフィットし、気に入ったデザインであることも重要だ。ヘルメットとの相性も確認すると良いだろう。

可能なら試着してみよう

カタログスペックだけでは分からないのが「見え方」だ。可能であれば、自転車専門店などで実際に試着し、様々なカラーの見え方を比較してみることを強く推奨する。

特に調光レンズや偏光レンズは、その効果を体感してみると良い。

【筆者のレンズカラー】グレー系で調光レンズで様々なシーンに対応

筆者はロングライドや夜間走行も伴うブルベなど、長時間・長距離を走ることが多い。

そのため、様々な天候や時間帯に対応できるレンズカラーである「グレー系・調光レンズ」を選んでいる。

グレー系であれば色調変化が少なく、長時間の使用でも目の疲れが感じにくく、ロングライドに適している。

さらに、調光レンズとすることで、夜間走行や、天候変化、トンネル通過などでも視界の明るさを確保しやすい。

「ALTALIST KISOU ATR(アルタリスト キソウATR)」は国産ブランドで、グレー・調光レンズが選択可能なため愛用している。

このサングラス「KISOU ATR」で晴れ・雨・夜間と天候変化が目まぐるしい300kmブルベを走ってきたが、環境変化に応じてレンズの濃さが変化するグレー系調光レンズのおかげで快適に走行することができた。

価格が調光レンズにしては、格安であり、コスパに優れているのでおすすめ。

調光レンズでコスパに優れていて、視界が広いハーフフレーム。まさにロングライドに最適なサングラス!

また、夜間走行がメインのブルベに出走するときは、クリアレンズを使用することもある。

その際は、レンズ交換が可能なオークリーのジョウブレイカーを持っていく。

評価が高く使用者も多いオークリーのジョウブレイカーは、レンズ交換が容易。特にオークリーのプリズムロードレンズは晴れ・日中で最高の見やすさ!

ロードバイクのサングラスの色に関するよくある質問(Q&A)

サングラス選びで疑問に思いがちな点をQ&A形式でまとめた。

Q1. レンズは濃ければ濃いほど良いの?

A1. 一概にそうとは言えない。

色が濃すぎると、トンネル内や日陰など、暗い場所で視界が悪くなり危険だ。

重要なのは「可視光線透過率(VLT)」である。

快晴時ならVLT 10~25%程度、曇天時なら25~60%程度、夜間なら80%以上が目安とされる。

シーンに合わせて適切な濃さ(VLT)を選ぶことが大切だ。調光レンズはこの手間を省ける。

Q2. 調光レンズと偏光レンズ、どっちが良い?

A2. 用途や好みによる。

  • 調光レンズがおすすめな人: 明暗差の激しいコースを走る、天候が変わりやすい、レンズ交換が面倒、一枚で済ませたい人。
  • 偏光レンズがおすすめな人: 強い照り返し(水辺、濡れた路面)が気になる、とにかくクリアな視界が欲しい、目の疲れを極力減らしたい人。 両方の機能を持つ「調光偏光レンズ」もあるが、高価になる。

Q3. 度付きサングラスは作れる?

A3. 作れる。主に3つの方法がある。

  1. 度付きレンズに直接交換: サングラスのフレームに合わせた度付きレンズを眼鏡店などで作成する。
  2. インナーフレーム方式: サングラスの内側に、度付きレンズを入れた小型フレームを取り付ける。
  3. コンタクトレンズとの併用: 度なしのサングラスを使用し、視力矯正はコンタクトレンズで行う。 それぞれメリット・デメリットがあるので、眼鏡店や自転車専門店で相談してみるのが良いだろう。

Q4. レンズ交換できるモデルのメリットは?

A4. 天候や時間帯に合わせて最適なレンズカラーを使い分けられるのが最大のメリットだ。

例えば、日中はグレーレンズ、夜間はクリアレンズといった運用が可能になる。

フレームは一つで済むため、複数のサングラスを持つより経済的な場合もある。

ただし、レンズ交換の手間はかかるので、それが面倒な人は調光レンズを選ぼう。

Q5. お手入れ方法は?

A5. レンズは非常にデリケートだ。

まず流水でホコリや砂を洗い流し、その後、専用のクリーナーや中性洗剤を薄めたもので優しく洗い、柔らかい布(マイクロファイバークロス等)で水分を拭き取るのが基本だ。

ミラーレンズや特殊コーティングが施されている場合は、特に優しく扱う必要がある。

ティッシュや硬い布で乾拭きすると傷の原因になるため避けるべきだ。

まとめ:最適なレンズカラーで安全・快適なロードバイクライフを!

ロードバイク用サングラスのレンズカラーは、単なるファッションではなく、あなたのライドの質と安全性を大きく左右する重要な要素である。

主な走行シーン・天候おすすめレンズカラー期待できる効果・メリットデメリット・注意点など
快晴・日差しが強い日グレー系・色調変化が少なく自然な視界
・眩しさを均一に軽減
・長時間の使用でも目が疲れにくい
・コントラスト向上効果は比較的低い
ブラウン・ブロンズ系・コントラストを高め、路面の凹凸や物の輪郭をシャープに見せる
・眩しさを抑えつつ、暖かみのある視界
・特に緑の中でのライドに適している
・視界の色調がやや変わる
グリーン系・自然な色調を保ちつつ、青色光をカットしコントラストを適度に向上
・目が疲れにくく、リラックス効果も期待できる
・ブラウン系ほどではないが、色調変化は多少ある
ミラーレンズ
(ベースカラーは上記参照)
・レンズ表面のコーティングで強い日差しを効果的に反射
・眩しさ対策に非常に効果的
・見た目がスタイリッシュ
・コーティングが傷つきやすい
・トンネルなど暗い場所でベースレンズより暗く感じることがある
・ベースカラーの特性も考慮が必要
曇り・夕暮れ時イエロー・オレンジ系・ブルーライトをカットし、コントラストを大幅に向上
・視界全体を明るくし、物の輪郭を際立たせる
・薄暗い状況での視認性向上
・視界の色調が大きく変わる
・晴天時には眩しく感じることがある
・特定のコンディション向け
ピンク・ローズ系・コントラストを高め、視界を明るくする
・イエロー系より色調変化は穏やか
・曇天時や林道などで奥行き感を出しやすい
・イエロー系ほどではないが、色調変化はある
雨天・夜間クリア系・光量を全く落とさずに目を保護 (紫外線・風・雨・飛来物)
・夜間走行や悪天候時の必須アイテム
・眩しさを軽減する効果はない
薄いイエロー系・クリアに近い明るさを保ちつつ、ごくわずかにコントラストを向上
・夜間の対向車のライトの眩しさを少し和らげる効果が期待できる場合も
・クリアレンズに比べると、ごくわずかに視界が暗くなる
全般的・状況変化が多い場合調光レンズ・紫外線の量に応じてレンズの色の濃さが自動的に変化
・レンズ交換の手間なく、一枚で幅広い明るさに対応可能
・利便性が非常に高い
・色の変化に多少時間がかかる
・気温が低いと反応が鈍くなることがある
・色の変化幅には限界がある
・比較的高価なモデルが多い
照り返しが強い場所
(水辺・濡れた路面など)
偏光レンズ・路面や水面などからの乱反射光(ギラつき)をカット
・非常にクリアで快適な視界を提供
・目の疲労軽減効果が高い
・サイクルコンピューターやスマートフォンの液晶画面が見えにくくなることがある
・トンネル内など暗い場所では、通常のレンズより暗く感じることがある
・比較的高価なモデルが多い

それぞれのカラーや機能の特性を理解し、ご自身の走行シーン、重視する機能、予算、デザインの好みに合わせて、最適な一枚を選ぶことだ。可能であれば試着して、実際の見え方を確認することを推奨する。

自分にぴったりのサングラスを見つけて、紫外線や眩しさ、飛来物から目を守り、常にクリアな視界で、安全かつ快適なロードバイクライフを満喫しよう!

  • この記事を書いた人

ミル

ロードバイク歴10年の週末ソロライダー。 ロングライドが苦手だったが、今はブルベを楽しんでいる。2022年SR取得。 ロングライドに挑戦する人を応援したい。 にほんブログ村

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